以下、中井先生の全文です。
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ベストバウトはやはり、日本にメダルをもたらした世界柔術選手権でのアリ・ファリアスvs佐々幸範、もしくは佐々幸範vsサムエル・ブラガを挙げたいところですが。映像のみで実際目の当たりにしていないということで残念ながら選外でしょうか。では、実際見た試合から2013年ベスト3を選出してみたいと思います。私の試合、ではありませんよ(笑)。
中井祐樹が選ぶ2013年ベスト試合その1
JBJJF主催『全日本選手権』白木大輔vs細川顕
まず一つ目は、全日本柔術選手権での白木アマゾン大輔vs細川顕が印象に残っています。元同門ということで、ある種の切なさもあったでしょうが、ベテラン白木選手がキッチリと仕留めた、衝撃的結末でした。
(BJJ PLUSの試合解説:白木選手は上から潰しながらハーフガード状態から足を一気に引き抜きパスに成功。サイドからマウントに流れて、そのまま絞めを狙うが細川選手も意地で決めさせない。しかし白木選手は攻撃の手を緩めず、そのまま腕十字の体勢へ。細川選手はエスケープを試みるも、しっかりロックされてしまい5分56秒、腕十字で一本)
IBJJF主催『アジアオープン』チャールズ・ガスパーvs細川顕
続いて二つ目は、アジアオープンでのチャールズ・ガスパーvs細川顕でしょうか。あ、細川選手が続いてしまいましたね。二人が示し合わせたかのように重い階級にエントリーして実現、両者の意地が交錯した好勝負でした。
(BJJ PLUSの試合解説:本来はライト級の両選手がスーパーヘビー級ワンマッチで対戦。タックルでテイクダウンし先制したのは細川選手。しかし、中盤からチャールズ選手の猛攻で2度スイープを決めて逆転勝利し、喜びを爆発させた)以上、明日に続く