2013年12月28日土曜日

白帯・青帯の指導力に定評あり!【DRAGON'S DEN澤田真琴代表インタビュー】その1

昨日「Jiu JItsu NERD」Vol.2誌上企画で年間最優秀試合が決まりましたが、BJJPLUSとして“年間最優秀アカデミー”を決めるならば、2013全日本選手権を単体のアカデミーながら団体優勝を成し遂げた埼玉県川越市『DRAGON'S DEN』でしょう。特に白、青、女子選手が好成績を残し、代表・澤田真琴さんは新人育成にかなり定評があります。そこで“白・青帯選手の育て方“についてインタビューを行いました。まずは前編です。

--柔術初心者の白帯に、最初に教えることは何でしょう か?
澤田真琴代表(以下、澤田)  この技!というのは特にありません。全くの初心者には基礎から満遍なくしっかり教えますし、即戦力の人には技術よりも精神面でアドバイスをします。ただ最初からあれこれ言わず、自分で考えて試してもらい、その後で動きが正解か否か、を指摘するようにしています。

--初心者は柔術を楽しむのに少し時間が掛かると思います。柔術に、ジムに馴染ま させるために意識している部分はありますか?
澤田 初心者の方でも、まずは目標を持ってもらうようにしています。即戦力の人には目標タイトルを提示してます。育成枠の人には将来の目標タイトルを提示してま す。 試合を目指すことで一丸になれ、初心者も打ち解ける。そして最近は打ち上げも試合後には必ずやって積極的に交流して仲を深めています。

--目標提示、具体例を教えてください。
澤田 僕は基本的に日本ブラジリアン柔術連盟の試合が一番価値があると 思っていますし、そういう存在でなければならないとも常日頃から思っています。 即戦力、育成枠に関わらず基本的には青帯昇帯はかなり甘く出していますが、逆に紫以上はJBJJF全日本選手権かIBJJFアジアオープン優勝を条件にしてます。 マスターやシニアの人には多少甘くしてますが、それでも最低限入賞は目標に。全日本やアジアを優勝させるために逆算して、取ってもらいたいタイトルを示しています。 育成の人には今年は無理でも次の年の全日本やアジアの優勝までの長期的な育成計画を提示していますね。

--白・青の選手がとにかく試合に出ている印象があります。選手の試合意欲を煽る方法はありますか?
澤田 よく他道場の方にも「DRAGON'S DENは試合に出てますよね~」と言われますが、やはり環境作りの成果だと思います。選手個人だけではなく道場として“団体優勝”という目標を設定 し、そのために一丸となれば自然とみんが試合に出場してくれます。 あえて試合意欲を煽っている点をあげるならば、道場内でランキングをやっている事でしょうか。1位には翌年の世界選手権の航空券を僕からプレゼ ントしています。もしも行けない場合は、翌年度の試合出場費を支払っています。

--昨年の世界選手権の航空券を手に入れた方 はどなたでしたか?
澤田 昨年の獲得者は櫻井徹也だったのですが、彼は今 年の3月に大学を卒業して就職したばかりでしたので、残念ながら世界柔術には出場出来ませんでした。 なので代わりに今年の試合出場費は道場から出資させてもらいました。

--例えば目標提示した選手が怠けている場合、澤田さんはどうするのでしょうか?
澤田 僕の仕事は、生徒がいかに試合で勝つかを考え、実行することです。練習環境を少しでも改善させるために、選手に仕事や住まいを紹介する事もあります。しかし、どんなに僕が頑張って育成計画や練習計画を整えても、最後は選手のヤル気次第です。練習に来ない、試合に出ない、僕の言うことを聞かない人には、何も言いません。別に試合出場が全てではないですし、それはそれで楽しんでいるならばいいと思います。 勿論、頑張っている人には厳しくします。志が高い人たちは僕に色々聞いてくるので、どんどん厳しく助言します。 なので、やる気のない人に言わないというより、やる気のある人に言ってますので“言う暇がない”といった方が正しいと思います。

《明日の後編に続く》

DRAGON'S DEN注目選手の一人である櫻井徹也選手。柔道ベースに強い極めを持ち、今年のアジアオープンを制し紫帯に。紫初試合のCOPA IF-PROJECT 2013でも2連続一本勝ちで優勝。即座に結果を出した。

■埼玉県川越市『DRAGON'S DEN』
http://www.dragonsden.jp