2015年3月21日土曜日

【試合で勝負強くなるために緊張に打ち勝つ方法】澤田伸大選手の場合

好評の【試合で勝負強くなるために緊張に打ち勝つ方法】。今回は先日のパン柔術選手権で茶帯ルースター優勝、昨年もNO-GIワールド2014紫帯優勝など、海外でも優勝を重ねる澤田伸大選手。試合前に見掛けた時は眼光鋭さが印象的ですが、一体心の中はどうなっているのか気になるところ。そんな澤田選手の大舞台で緊張に打ち勝つ方法とは!?

--まずは試合前にいつも考えていることを教えてください。
澤田 まずファーストコンタクトのシーンをイメージするようにしています。例えば相手がダブルレッグで来たら……しっかり切る。良いところが持てたら……確実に引き込む。相手が棒立ち気味だったら……テイクダウン狙うぞな、など。試合の始まりを思いつく限り数十パターンイメージします。

--数十パターンとは、かなり細かくイメージしています。
澤田 道場での練習が日常的な空間なのに対し、試合はとても非日常的な空間です。白帯・青帯のころ、その非日常的な空間に自分の意識を上手く合わせられず、試合序盤に集中力を欠いたことがありました。
試合前にファーストコンタクトをイメージしておくことによって、試合序盤から意識のピントを試合に合わせられるようになりました。

--そんな澤田選手は緊張したらどう対処していますか?
澤田 特に対処はしていません。「あ、緊張しているんだな」って思うぐらいです。これは芝本先生の言葉なのですが、「最高のパフォーマンスにはある程度の緊張は必要」とあり、本当にその通りだと思います。
緊張感を自分の中に感じたら「よし!これで最高のパフォーマンスができる条件は整った!」と自分に言い聞かせます。無理にほぐそうとはしません。

--では最後に、初試合に望む方へのアドバイスを一つお願いします。
澤田 試合は「いつも以上の自分」に出会える場です。
負けることは怖いかもしれません。でも、その恐怖を乗り越えて素晴らしいものが得られるはずです。がんばってください!

以上
澤田選手が所属するトライフォース柔術アカデミーのHPは以下
http://www.triforce-bjj.com/

2015年3月20日金曜日

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」のエキスパート部門その2

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」のエキスパート部門で、激戦区となったのはマイナス66kg級。柔術のライトフェザー、フェザー級の間の階級だけに、今大会でも5人のプロ・アマ選手が出場し、激戦を繰り広げました。

アダルトエキスパート-66.0kg級準決勝
●鷹島大樹(リバーサルジム新宿 Me,We)
腕十字
○濱崎一登(ロータス世田谷)
柔術茶帯で、ADCC予選にも出場経験のある寝業師・浜崎選手と、プロシューター・鷹島選手の一戦。鷹島選手は上からの押さえ込みとバランス力に長ける選手ながら、浜崎選手が技術で一枚上手かガードからのラバー、三角、オモプラッタなどを仕掛け、最後は下から腕十字で一本を奪った。

アダルトエキスパート-66.0kg級準決勝
○石田浩(頂柔術)
ポイント3-0
●早坂俊明(パラエストラ川崎)
両者柔術では茶帯ながら、グラップリングの実績では修斗系大会で優勝した実績を持つ早川選手が上か。試合は下から早坂選手が攻め続け、フロントチョークで一本寸前までいくも逃れる。インバーテッドから三角に捉えたところで3分経過してポイント制に。ココもガッチリ入ったように見えるが、耐えて耐えて外れたところで噛み付きパス! これで3ポイントを奪い、石田選手が勝利。

アダルトエキスパート-66.0kg級決勝
○石田浩(頂柔術)
ポイント1-0
●濱崎一登(ロータス世田谷)
引き込んだ濱崎選手がスパイラルガードで絡みつき、石田選手の猛攻を防ぐ。草刈りで上になりかけるが、まだ前半でポイントならず。そして後半戦で両者ダブルガード状態の時に、再度引き込み直したのがマイナスポイントになったか!? これが決め手になり石田選手が接戦をもぎ取った。


石田選手試合後のコメント
「ADCCの大会に出たのは、ADCCJAPANが設立して間もない頃にビギナーで出場したので……思い入れのある大会だったんですね。長年もう一度とは思っていて、今回タイミングが合い出場できました。(今大会の優勝について)私が優勝出来たのは、運が良かった感じがします。初戦の早川選手との試合でも、ほぼ自分が負けたような印象だったので、後半3分で。決勝も辛くも勝てて、私が一番強いと胸張っては言えませんね。(アジア予選に向けて)もちろん出たいですね。今大会で優勝すればシード権が与えられると知っていたので幸い優勝できたので、是非出場したいです」

ADCC世界大会アジア&オセアニア予選では現在出場者を募集中。エキスパートのみ!
出場者多数の場合は、予選も行われるとのこと。

2015年3月18日水曜日

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」のエキスパート部門その1

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」のエキスパート部門優勝者には、5月24日北沢タウンホールで行われるADCC世界大会アジア&オセアニア予選のシード権が与えられるだけに、多くの選手が出場しました。

最軽量級の-55kgでは、全日本サンボ選手権52kg級王者・河澄亮祐選手と、試合狂の柔術茶帯宮尾司選手の対戦が実現! 

アダルトエキスパート-55.0kg級
○河澄亮祐(錬成塾)
三角絞め
●宮尾司(ダムファイトジャパン)
 スパイラルで引き込んだ宮尾選手に対し、河澄選手は一気にアキレス固め。宮尾選手も即座にキャッチし互いにアキレス掛け合いながら回転。互いに執拗に足首を掴み合う展開になったところで…河澄選手が一瞬足を離して一気にマウント、腕十字へ。これを逃れた宮尾選手だが、三角絞めに捉えられタップ! サンビスト全日本王者の強さを見せつけた。

アダルトエキスパート-77.0kg級
○吾妻エメルソン(リバーサルジム新宿 Me,We)
腕絡み
●村田直紀(フリー)
 立ちレスから吾妻選手が一瞬蟹挟み的な入り方で引込み。村田選手は勢いのままサイドポジションを奪い、腕十字を狙うべく少し腰をあげたところに、吾妻選手が回転して下から腕十字狙う。互いに一度離れた立ち再開。吾妻選手の飛び十字は防がれるも、これでエンジンが掛かったように積極的にプレッシャーを掛ける。再度飛び十字から、下になってから三角。スイープして上になって最後は腕絡み! どのポジションからでも一本を奪える技の豊富さが決めてに。

アダルトエキスパート-88.0kg級
○佐藤竜太(FREE)
チョークスリーパー
●サニー・ウェビ(GRABAKA柔術クラブ)
  前回のADCCアジア予選にも出場の佐藤選手に、柔術紫帯のサニー選手が挑んだ一戦。サニー選手は四つに付き合わず、軽快に離れた位置からタックル、それを防ぐ展開が2分弱続く。そして四つで一瞬組んだところで佐藤選手が体落し的に投げ、片足にしがみついたサニー選手を潰してマウントからのチョーク! 経験の差を見せつけた形に。

ADCC世界大会アジア&オセアニア予選では現在出場者を募集中。エキスパートのみ!
出場者多数の場合は、予選も行われるとのこと。

2015年3月17日火曜日

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」中村大輔選手登場!

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」の柔術部門には、全日本選手権を三度制し、昨年のワールドマスターズで世界3位に輝いた中村大輔選手(GRABAKA柔術クラブ)が登場。マスター2黒帯ミドル級、無差別級のオープンクラスに出場し、圧倒的と言える強さを発揮しました。

(先日の全日本マスターズでもオール一本勝ちで二冠、間髪入れずに本大会にも出場)

マスター2黒帯ミドル級決勝
○中村大輔(GRABAKA柔術クラブ)
絞め 
●森修(トライデントジム)
一回戦の森選手vs吾妻エメルソン選手は練習仲間のため戦わず、森選手が決勝へ。試合は引き込んだ森選手に対し、中村選手が速攻のレッグドラッグパスガードで3点。戻して潜ろうとする森選手をしっかりサイドで押さえ込みながら、片足跨いでの絞め、一分で一本勝ち優勝を決める。

マスター2黒帯オープンクラス準決勝
○中村大輔(GRABAKA柔術クラブ)
腕十字
●吾妻エメルソン(リバーサルジム新宿 Me,We) 
  今回は引き込んだ中村選手が、草刈り的に一気に上になりレッグドラッグパスからサイド、ニーオン、流れるように腕十字で一本。今回は35秒で試合を決めてしまう鬼のような強さ。

マスター2黒帯ミドル級決勝
○中村大輔(GRABAKA柔術クラブ)
絞め 
●森修(トライデントジム)
 階級別決勝と同じ顔合わせ。今回も中村選手が速攻のレッグドラッグでサイドを奪い、上四方で固め、サイドに戻ってニーオン、マウントから十字絞め。森選手は動きまわり防ぎ、一度戻してからインバーテッドガードにするも、潰されてサイド、バックで最後は送り襟絞め。極まった瞬間、会場から自然と拍手が沸き起こる。

中村大輔選手・試合後コメント
「今回は自分の生徒が出場すると知り、応援に行くならば出ようと参加しました。試合は自分の普段練習している動きが出来たのが収穫でした。(今後の目標について)ワールドマスターズの出場はまだ決めてません。その時の都合によりますね。今年は指導に重きを置き、その間で試合に出れれば、と」

中村選手が柔術の基本的な動きのみで、今大会を制した印象がありました。もちろん最新技術もできるのですけどね(全日本マスターズでワームガードもしていましたね)。
そんな中村選手が、3月29日(日曜)に、岩手県盛岡市住吉町の盛岡市武道館
にてセミナーを行います!



主催は岩手県で公認アカデミー「草柔会岩手」代表・阿部宏司さん。今回中村選手を招いた理由について、「北東北からブラジリアン柔術を盛り上げるべく日々活動しています。今回のセミナーもその一つのきっかけになればと、と思ったのが大きいです」とのこと。

2015年3月29日(日)13:00~16:30
(テクニック2時間、スパーリング1時間)
開催場所:盛岡市武道館 料金4000円~
soujiukai@yahoo.co.jp まで「セミナー申し込み」で「所属団体 氏名 帯色 メールアドレス」を送って下さい。

以下、阿部さんによる告知文です。

選手としても日本柔術史に残る成績を残している中村選手ですが、GRABAKAジムでのインストラクターとしてもその指導能力が評判で、昨年からは積極的にセミナーを開催しており、そのセミナーも分かりやすい指導と実用性の高さから好評を得ています。

そんな中村大輔選手が、今回岩手に来てくれる事になりました。

テーマは「パスガード」です。上からの攻めを基本からしっかり教えてくれます。

始めたばかりの白帯の方から、色帯の選手まで、確実にレベルアップ出来ること間違いなしです!

世界のトップとしのぎを削ってきた中村選手のセミナーを岩手で受けることが出来る。

これは本当にまたとないチャンスです!

草柔会岩手の皆さんはもちろん、東北各アカデミー、サークルの皆さんの参加もお待ちしてます。

当日申し込みも可能ですが、事前にメールで申し込み頂ければありがたいです。

soujiukai@yahoo.co.jp まで「セミナー申し込み」で「所属団体 氏名 帯色 メールアドレス」を送って下さい。


2015年3月16日月曜日

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」スペシャルマッチレポート

アメリカではパン選手権が行われていましたが、日本でもADCCアジア予選を賭けた熱い戦いが行われていました。今回は3月15日、中央区総合スポーツセンター柔道場にて行われる「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」から、まずはスペシャルマッチ2試合のレポートをお届けします。嶋田裕太選手は柔術トーナメントにも参戦するため、嶋田vs伊藤のADCCマッチは大会第一試合として行われました。

試合前の嶋田選手の気合の入った表情。

ADCCアダルトエキスパートルール 70kg契約 6分
○嶋田裕太(ネクサセンス)
腕十字固め
●伊藤健一(CARPE DIEM)
第5回プロ・アマGT-F賞金争奪オープントーナメント2015を制し、今勢いに乗る嶋田選手。伊藤選手も昨年のワールドノーギ2014の茶帯部門を制するなど寝技の実力申し分なし。試合はグラップリングらしい立ちレスの攻防で、積極的に嶋田選手が組みにいきますが……、伊藤選手が横に逃れながら一瞬のたぐりタックルからのテイクダウン! これが柔術ルールならば伊藤選手の先制も、ADCCルールのため前半ノーポイント。下になった嶋田選手は直ぐ様Xガードから足抱えて上になり、腕をキムラで固めながら足引き抜きサイドポジションへ。そこから腕十字に移行してタップ!! 嶋田選手が2分過ぎに鮮烈の一本勝ちを決めました。


嶋田選手の試合後コメント
「実力・知名度のある伊藤選手と試合を出来るのは本当に光栄でした。最初はテイクダウンで先手を取るつもりだったのですが、巧く入られてしまい流石だなと思いました。ただルールでポイントにならないので焦らず、最終的には腕十字で一本勝ちできました。途中のキムラの形は普段から練習している形だったので、試合でも出せたので自信にも繋がりました」


柔術マスタールール 茶帯フェザー級
○栗原良生(トライフォース柔術アカデミー) 
三角絞め
●岩崎英明(リバーサル新宿Me,We)
岩崎選手は距離を取り引き込ませず、場外際で一度タックルに入りかける。マットの中央再開で栗原選手がクローズドに引き込み、速攻でラペラガードで固定。それでも岩崎選手が道着を脱げても構わず強引にサイドポジションを狙い、これでアドバンで先制。栗原選手は戻してスパイダーでコントロールしながら、一瞬岩崎選手に抱きつく形で十字絞めを狙って、防がれたところで三角の形に。しばし岩崎選手も粘るが、無念のタップ。栗原選手が勝利!

栗原選手の試合後コメント
「前々からスペシャルマッチに出たいと思っていたので、今日は本当に楽しみでしたね。岩崎選手はベースが強くなかなか攻めで難しい部分はありましたが、結果として攻め続けて一本穫れて……楽しかったです(笑)」