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2015年3月16日月曜日

「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」スペシャルマッチレポート

アメリカではパン選手権が行われていましたが、日本でもADCCアジア予選を賭けた熱い戦いが行われていました。今回は3月15日、中央区総合スポーツセンター柔道場にて行われる「ADCC JAPAN2015 EAST OPEN / ADCC関東オープントーナメント」から、まずはスペシャルマッチ2試合のレポートをお届けします。嶋田裕太選手は柔術トーナメントにも参戦するため、嶋田vs伊藤のADCCマッチは大会第一試合として行われました。

試合前の嶋田選手の気合の入った表情。

ADCCアダルトエキスパートルール 70kg契約 6分
○嶋田裕太(ネクサセンス)
腕十字固め
●伊藤健一(CARPE DIEM)
第5回プロ・アマGT-F賞金争奪オープントーナメント2015を制し、今勢いに乗る嶋田選手。伊藤選手も昨年のワールドノーギ2014の茶帯部門を制するなど寝技の実力申し分なし。試合はグラップリングらしい立ちレスの攻防で、積極的に嶋田選手が組みにいきますが……、伊藤選手が横に逃れながら一瞬のたぐりタックルからのテイクダウン! これが柔術ルールならば伊藤選手の先制も、ADCCルールのため前半ノーポイント。下になった嶋田選手は直ぐ様Xガードから足抱えて上になり、腕をキムラで固めながら足引き抜きサイドポジションへ。そこから腕十字に移行してタップ!! 嶋田選手が2分過ぎに鮮烈の一本勝ちを決めました。


嶋田選手の試合後コメント
「実力・知名度のある伊藤選手と試合を出来るのは本当に光栄でした。最初はテイクダウンで先手を取るつもりだったのですが、巧く入られてしまい流石だなと思いました。ただルールでポイントにならないので焦らず、最終的には腕十字で一本勝ちできました。途中のキムラの形は普段から練習している形だったので、試合でも出せたので自信にも繋がりました」


柔術マスタールール 茶帯フェザー級
○栗原良生(トライフォース柔術アカデミー) 
三角絞め
●岩崎英明(リバーサル新宿Me,We)
岩崎選手は距離を取り引き込ませず、場外際で一度タックルに入りかける。マットの中央再開で栗原選手がクローズドに引き込み、速攻でラペラガードで固定。それでも岩崎選手が道着を脱げても構わず強引にサイドポジションを狙い、これでアドバンで先制。栗原選手は戻してスパイダーでコントロールしながら、一瞬岩崎選手に抱きつく形で十字絞めを狙って、防がれたところで三角の形に。しばし岩崎選手も粘るが、無念のタップ。栗原選手が勝利!

栗原選手の試合後コメント
「前々からスペシャルマッチに出たいと思っていたので、今日は本当に楽しみでしたね。岩崎選手はベースが強くなかなか攻めで難しい部分はありましたが、結果として攻め続けて一本穫れて……楽しかったです(笑)」