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2014年9月23日火曜日

桑原幸一先生執筆!「第一回長崎BJJ&ノーギチャレンジ」レポート

BJJPLUS読者の皆様初めまして、東京王子グラスコ柔術アカデミー代表の桑原幸一と申します。

今回はこの場を借りて、9月20日長崎で行われました、「第一回長崎BJJ&ノーギチャレンジ」の模様をお伝え致します!

会場は長崎県長崎市油木町にある「長崎県立体育館の武道場」で、通称カブトガニアリーナと呼ばれているそうです。体育館的な作りではなかったので、最初はここなの?とビックリしてしまいました。
BJJPLUS脚注:Wikipediaで検索すると体育館の全貌が見えます。本当にカブトガニみたいな形。


今回は通常の試合前計量ではなく、朝に一斉計量で行われました。計量オーバーなく、全選手クリアしました。
大会に先駆けまして、主催者であるグラスコ柔術アカデミー長崎の松本代表から諸注意とルールミーティングが。試合に慣れるため、そしてブラジリアン柔術の浸透を目的とした大会であると話されていました。

(BJJPLUS脚注:主催・松本代表のインタビューは以下をチェック!


大会はトーナメント戦ではなく、主催松本の提案により全てワンマッチ形式で行われました。
柔術ルール、ノーギルールを合わせて全16試合とそれほど試合数は多くありませんでしたが、応援にいらっしゃった方も非常に多く、声援が飛び交い選手もアグレッシブに動き、大会を盛り上げました。

本大会のメインイベントと言えた試合は、マスター1紫帯男子68kg級の藤村智則選手(藤田柔術)対加藤良平選手(CARPE DIEM NAGASAKI)。過去にも対戦経験があり、今回久々の再戦とのことでした。やはり紫帯の試合だけに、観客の皆さんも参加選手たちも注目、緊張感が漂い、皆さん固唾を飲んで見守ります。加藤選手が上から、藤村選手が下から、互いに仕掛けながら、ポイントを狙う展開に。そしてアドバンテージ1差で加藤選手の勝利! 会場は大きな拍手に包まれ、選手の健闘を労ってましたね。

全試合終了して、参加者と記念撮影。皆さん戦い終わってノーサイドという感じで、撮影後は試合の話や互いの道場の話で盛り上がっていましたね。

今回は大会に協賛企業等がつかなかったので、私が品物を提供しました。最短一本勝ちを収めた川端選手にラッシュガードとDVDを提供させて頂きました。ちなみに大会スポンサー、協賛企業、募集しておりますので、次回開催ではよろしくお願い致します!

長崎の柔術は、カルペディエム長崎さんのように常設を構える道場ができたり、うちの長崎支部の松本が昨年ワールドマスターズで優勝したりで、少しづつ勢いが出始めておりますが、九州、または全国的に見るとまだまだな部分もあると思います。

しかし、今回のような大会をきっかけに九州の中でもハイレベルな地域になっていただけたら、そしてなるだけの素晴らしい方々がいらっしゃると思います。

未知なる可能性を秘めている長崎の柔術。これからの成長が楽しみですね!

桑原 幸一