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2015年12月27日日曜日

『第5回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメン』階級別注目試合

 12月23日述べ180名参加し、今年を締め括る大会になった『第5回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメン』。黒帯選手はエントリーしていましたが、残念ながら試合成立せず。その変わりに茶帯・紫帯でトップを目指す実力者が登場。中でも盛り上げたのが岩手支部・仙台支部を合わせ9名で乗り込んできた草柔会の選手の強さが際立っていました。まず今回は階級別の注目試合をお届けします。







アダルト茶帯ライトフェザー級ワンマッチ決勝
✕川野良(X-TREME柔術アカデミー海老名)
vs
○阿部宏司(草柔会岩手)
ポイント4-2
 軽量級ながら無差別優勝などの実績を残す川野が有利かと思われ、序盤は川野がバックを奪い掛けるなどアドバンリード。ただ阿部も粘り強くポイントを与えず。中盤に阿部がデラヒーバガードから足を救って立ちスイープ成功。立ち再開から阿部が巴的投げ的に上になり、結果4-2で勝利。遠征試合で見事勝利。大会後に少し阿部選手にお話させていただき、「今回負けたらマスターにすることも考えていましたが、まだアダルトで戦える手応えがつかめました。来年の全日本にも挑戦したいです」とのこと。


















アダルト青帯ルースター級決勝
○篠田光宏(トライフォース柔術アカデミー)
送り襟絞め
✕尾崎顯(リバーサルジム東京スタンドアウト)

 青帯のレベルが非常に高くなっていることを実感した一戦。共に将来有望と言われるテクニシャンであり、この試合もダブルガードの攻防から尻の取り合いに。ルーチ20秒をしっかり意識している冷静さも感じました。中盤に足の取り合いから篠田選手が後転して2点取れば、尾崎選手はフックで足持ち上げてそのまま片足タックル気味にテイクダウン。しかし、終盤に篠田選手のスイープ、バック、最後は絞め。トライフォース柔術で芝本、澤田というルースター級に国内トップに鍛えらている強さを魅せつけた。
















アダルト紫帯ルースター決勝は、まさかの両者共にルーチ4度の失格に。大会規定では、準決勝で敗退した選手同士で“再決勝”を行い優勝者を決めるそうですが、今回は3名参加の巴戦。そのため、敗退していた佐藤智彦選手が繰り上げ優勝という珍しい結果に。