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2014年2月3日月曜日

【団体交流戦のメリットについて】グラスコ柔術アカデミー代表・桑原幸一氏


2月22日土曜日、グラスコ柔術アカデミーでパラストラ×グラスコの団体交流戦が行われるとのこと。

以前からジム交流戦が密かに行われていましたが、柔術総本山であるパラストラに、JBJJF審判部長桑原幸一氏が率いるグラスコ柔術家アカデミーが行うとならば、非常に興味深いことです。参加資格は各々道場所属の“紫帯まで”。ジムの意地の争いと言うよりも、白~紫帯の成長を念頭に置いているのが解ります。

[大会名]グラスコ&パラエストラ 団体交流戦
[日時]2014年2月22日(土)
[開場/試合開始]11:30/12:00
[会場]グラスコ柔術アカデミー
[試合方式]点取り方式の 5人戦
[体重]チーム合計体重350kg以下
 ※計量は着込み計量でなく、裸計量で当日実施。

[参加資格]紫帯以下
[参加費]試合参加者のみ1000円
[試合時間]紫帯が絡む試合=7分
      青帯同士および青帯vs白帯=6分
      白帯同士=5分

[ルール]
 ・一本勝ち以外は引き分けとなる特別な柔術ルールを使用。
 ・攻防が壁際となった場合は早めに待てをかけ、中央に戻す。
 ・5試合行って一本勝ち数が多いチームの勝利とし、一本勝ちが同数ならば代表戦を行って勝敗を決します。
 ・なお代表戦のみ通常のBJJルールで行う。

[道着]
 ・特別な加工がなく、極端に汚かったり短かったりしなければ、色などは不問。
[備考]全試合終了後、一時間程度のスパー、乱取り大会を実施します。今回は場所が狭いため、参加両団体以外の方はお断りさせて頂きます。

そこで交流戦を行う桑原幸一氏に、交流戦を行うメリットについてインタビューしました。

--まずパラエストラと交流戦を行うことになった経緯を。
桑原幸一氏(以下、桑原) 日本の空手、剣道や相撲などで頻繁に行われている団体戦。特に柔道で金鷲旗や地区大会でも団体戦があり、日本には団体戦の文化が根付いているのではないか?と考えました。本当は色んな道場の団体交流戦をしたいのですが、まずは親しいジム同士で。パラエストラさんを選んだのは以前パラエストラさんが主催していたチーム柔術ジャンボリーが大変盛り上がりを見せていて、やるんだったら中井先生率いるパラエストラさんに声をかけさせて頂こうと思ったのが今回の開催までの経緯です。

--ルールの点取り戦とは?
桑原 実は私も最初に間違えてしまったのですが、中井先生からご指摘を受けて知りました。各自が一試合ずつ行い、勝ち数の多いチームが勝ちとなる方式です。今回は関節技や絞め技による一本勝ちのみが勝ちとなるので、一本勝ちが多いチームが勝ちとなるし、内容が同じ場合は別途代表戦などが行われます。

--出場する選手は?
桑原 うちに関しては、紫帯以下という以外は特に制限がありませんので、白帯から紫帯までの会員さんで出たい方は誰でも参加可能です。是非どんどん手を上げて欲しいです! この交流戦の翌月には、JBJJF主催の『全日本マスターズ選手権』や『関東オープン』があるので、そこに向けて練習される方や、まだ一回も試合に出たことのない方など、参加してくれると良いなと考えています。

--交流戦メリットを教えてください。
桑原 団体交流戦は複数の選手が出場できるので、参加できる人数が増えます。そして、個人だとなかなか試合に出る勇気が湧かなくても、普段一緒に練習している仲間と一緒なら試合をしたい!という、モチベーションアップに繋がるのではないかと考えます。余談ですが、個人戦のように自分が負けてしまっても仲間の勝利で勝つことができます。逆に仲間が負けてしまっても、自分が取り返すことができる。これも団体戦の大きな醍醐味であり、メリットと考えます。

--今後も定期戦を行いますか?
桑原 はい、中井先生がよろしければぜひ定期戦として行っていきたいです。また他団体の方も交えたりしながら日本の柔術界を盛り上げていけたら嬉しいですね!

■グラスコ柔術アカデミー
http://www.grascobjj.com/