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2014年5月7日水曜日

トップ茶帯・大塚博明が独立、荻窪に総面積155平米のジムオープン!

昨年の全日本柔術選手権で階級別・無差別を制するなど日本のトップ茶帯・大塚博明選手がGRABAKAから独立し、東京荻窪に新ジムを6月中旬オープンすることに! 茶帯で独立、とはまた凄く大胆。でも大塚選手と言えば、柔術大会『THE柔術FIGHTERS』、月一セミナー『Monthly Jiujitsu Academy』など柔術界に新風を巻き起こしているだけに、早々の独立も至極納得がいきます。きっと勝算があるのに違いない? という事で大塚選手にインタビューしてみました。

ジム名は「PHYSICAL SPACE」(フィジカルスペース)

--茶帯で独立、とは大胆なことだと思いますが、正直勝算があってのことだと思います。自分の長けている部分は何処にあると思いますか?
大塚:特に…長けている部分は無いと思っています。ただ、柔術で食べて行くこと、生活していくために大会運営・セミナーをやり、そしてジム経営することになったという感じです。

--自然なムーブ、ということですね。
大塚:勿論、僕の考えに理解・協力・応援して頂いている皆さんの支えによって成り立っているものであり、その感謝の気持ちは常に忘れずいます。

--大塚選手が現役バリバリのトップ茶帯選手ですが、指導者になることによるデメリットもあると思います。引退、というワケではないですよね? 試合出場数は減ったりするのでしょうか?
大塚:僕の練習環境は、現在と何ら変わらない予定です。先輩、仲間らと朝昼練習し、夜は自分のジムで指導します。もちろん事務作業など新たな仕事も増えますが、今までと変りなく試合に出場しようと思ってます。さすがに今年の全日本選手権には出ませんが(笑)。

--全日本に出ないのは少し残念です……。新ジムではどういう指導をしていくのでしょうか?
大塚:指導は現在お世話になっているGRABAKAで教えてるのと同じように、楽しく、厳しくを基本にしていきます。また、少しですがアメリカで経験したこともどんどん取り入れて、オリジナルな指導をしていきたいです。海外強豪選手はセミナーやキャンプを精力的に開催しているので、練習内容だけでなく、そういうところも真似すべきだと僕は思っています。

--どういうジム環境になるのでしょうか?
大塚:荻窪駅南口徒歩1分、総面積155平米のジムで、マットスペースは約80平米あります。また、シャワーは2基完備しています。もちろん内装はオシャレになるように設計しています。

--料金形態、スケジュールを現段階で決まっているもので教えてください。
大塚:現段階では会費はフルタイム会員12,000円、月8回会員は10,000円です。キッズも募集します。火曜定休で、それ以外は3つのレベルに分かれた柔術クラスが毎日2〜3クラスあります。そして残念ながら入会対象は男性のみです。

--指導者は大塚さん一人なのでしょうか?
大塚:もちろんです。まずは人を雇えるくらい稼げるようがんばります。

--PHYSICAL SPACEに込められた意味は?
大塚:PHYSICAL SPACEの意味は「身体的空間」です。在るのはSPACEという空間のみ、そこで生まれる人間の身体の無限性…。簡単に言うと、そのSPACEの意味を創り出すのはそこで動く人たちの身体次第、ということです。僕は大学時代に身体学を専攻してたので、こういうコンセプトでジムを出したいというのは学生時代から考えてました。あとは、頭文字を取ると僕の大好きなPaulSmithのイニシャルと同じになるんです。

--将来的なジム構想を教えてください。
大塚:まずは自分がジム経営で食べられるよう頑張ること。情熱を持って仕事、指導をすること。
その結果人が集まって、荻窪という地に柔術が広まればいいなと思います。


--有難うございます。今度はジムが完成したらお邪魔します!