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2013年11月4日月曜日

【アジアオープン2013】アダルト黒帯ミドル級トーナメントレポート

アダルト黒帯ミドル級は5人がエントリー。日本人は昨年マスター部門優勝の小笠原誠選手(ノヴァウニオンインターナショナル)、金子竜也選手(パラエストラ)のみ。外国勢で注目は昨年同カテゴリーで準優勝チアゴ・ゴドイ・ブラガ(レガシー)で、他は日本初見参の未知の選手ばかり。一体誰が表彰台に立つのか、一切わからぬトーナメントの結果は?

アダルト黒帯ミドル級準決勝 
小笠原誠(ノヴァウニオンインターナショナル)、金子竜也(パラエストラ)
初戦で日本人対決に。最初から両者頭を擦り合い気合十分。小笠原選手が引き込みますが、金子選手もどっしり中腰で耐えてスイープを防ぎます。ポイント0-0のまま終盤、勝負に出ようと金子選手が近寄った瞬間に、小笠原選手が足をすくってテイクダウン! これが決めてとなり小笠原選手が決勝へ。

アダルト黒帯ミドル級決勝 
小笠原誠(ノヴァウニオンインターナショナル)vsウィリアム・フェレイラ(ノヴァウニオン)
  反対ブロックからは圧倒的な強さで勝ち上がってきたウィリアム・フェレイラ選手(ノヴァウニオン)。トップボトム、どちもこなせる器用な選手で、決勝でも開始早々に引き込みます。デラヒーバから巴スイープに展開するも、小笠原選手は寸でで防ぎます。

中盤でポイントないまま両者立ち上がり、今度は小笠原選手が下に。スパイラルを狙ったところで、フェレイラ選手が上半身潰し一気にパス! サイドポジションを奪い先制。しかし、押さえつけられている小笠原選手が苦しい表情に……。どうやら古傷の膝を再度痛めてしまい、そこにブラボーチョークでタップ。優勝はウィリアム選手の手に渡りました。ウィリアム選手は無差別も一本勝ち連続で制するなど、海外には無名でもこのように強い選手がゴロゴロいるのか、と日本の柔術家に見せつけました。

BLACK / Adult / Male / Middle
First - William Ferreira Dias - Nova União
Second -小笠原誠(ノヴァウニオンインターナショナル)
Third - Thiago de Godoi Braga - Legacy
Third - 金子竜也(パラエストラ)