少し期間は空きましたが、9月25日パラエストラ池袋で行われた「藤原喜明・関節技セミナー」のレポートをお届けします。
本セミナーは募集開始スグに定員が埋まるほどの盛況ぶり。開始時刻の19:30の少し前にお邪魔したら……既に始まっているじゃないですか!! 朝倉代表「かなりの人数集まっていたので、藤原さんもやる気で、少し前に始まりました」とのこと。
セミナーはチキンウィングアームロックからスタート。腕を固定するときに、一度肘で肩をグリッ!っとして、痛みの条件反射でスペースができたところでロックし、極める。やはり柔術とは明らかに手順が違います。ただ力任せではなく、「これはゴッチさんが~」「俺は力が無いから2mのロシア人相手だと~」などプロレス論を語りながらのレッスンは説得力が凄まじい!
それをサブ講師でパンクラシストの井上学選手が補足していきます。そこに藤原組長「細かく指導してんじゃねぇっ!どうせ一日じゃ習得できねぇんだからよ。………でも二回目やったら来てね」と言い放ち、一同爆笑。明るい雰囲気ですね、かなり。
サイドポジションの抑えこみでは、受け手は中井先生に。藤原組長「あれ、この人が中井先生!? 格闘技雑誌に載っている写真と違うじゃねーか。先生……、年齢とったなぁ。俺も65だけどな」と一度爆笑させてから、レスラー流の体重の掛け方などのポイントを伝授。藤原組長「最後はコンディション(スタミナ)が勝負を決めるから、グラップリングで上になって相手の体力を奪うことは重要だな」とか。そして中井先生とは佐山サトルさんの話に。「佐山は天才だから、習う大変だったろ?」なんて話も。
後半戦はアキレス腱固め。柔術家の入り方とは少し違います。参加者が迷っていると、藤原組長「お前ら俺を信じてないな!」と言いながら一人一人に技をかけていき、会場には絶叫が響き渡る! 質問すれば「お前ら柔術家はめんどくさいな!極まりゃいいんだよ!」と言いながらも惜しげも無く技の詳細を説明して下さいました。
そして最後は記念撮影でフィニッシュ。予定時間を越える超充実のセミナーになり、藤原組長も汗だく。藤原組長は練習の取り組み方について、 「一つの技術では一回しかチャンスはこない。2つ学べば二回。技術をたくさん学ぶほど、チャンスの数は増える。でも今日だけで俺の技は覚えられないだろうからな!今日は『藤原すげぇな』と思ってくれたらいいよ」と、最後までプロレスラー的でカッコいい発言連発! 是非とも第二回をやって欲しいですね。
パラエストラ池袋では、定期的に外部講師を招くセミナーを開催しています!
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