今回はいよいよ“ワールド”のレフリーになるべく、IBJJFのルールセミナーに参加した松本氏。やたら今回の記事到着が早かったのですが、何かあったのでしょうか?
ベガスでデンジャラスなホテルに泊まっているだけに、デンジャラスな展開に!
という事で3回めです。
松本康雄“レフリー”World Masters Jiu-Jitsu 2015参戦記
日本の皆さんどうも、グラスコ柔術アカデミー長崎代表・松本康雄です。ラスベガス滞在3日目です。
昨日は時差ボケに負けて会場視察できなかったので、「今日こそは!」とキャッシュマンセンターまで足を運びました。
ホテルから会場までは、徒歩でジャスト10分です。
バックドロップ(表彰台の後ろの大きな大会バナー)とフェンスが立てられていたくらいで、まだマットは敷かれていない状態でした。
(編集部脚注:なんか倉庫みたいっすね)
それにしても会場が思ったよりも狭い!
観客席も少ないし、本当にここがワールドマスターの会場なのか?と思うくらいの狭さです。
試合のマット数は確保できているようですが、チームメイトや観客は入りきれるのかどうか……。
これだったら例年通りピラミッドでやってほしかったな、というのが正直な気持ちです。
そして午後からはいよいよレフェリーセミナーです。
会場はCarlson Gracie Training Center Cavalcanti Jiu Jitsu
(編集部脚注:http://www.rcjiujitsu.com/)
セミナーは午後13〜17時の4時間。途中15分程度の休憩あり。
流れは以下のとおり。
・ポイント・アドバンテージについて
・反則・ペナルティについて
・レフェリーのジェスチャーについて
リーピング・ニー(ニー・リーピング)や、ストーリングについては長い時間を費やしましたが、日本でのセミナーよりは紛糾することはなかったです。
パワーポイントを使用するスタイルは、アジアオープンで行なわれるルールセミナーと違って新鮮でした。
(編集部脚注:日本のルールセミナーでも使ったらいいかもしれませんね)
今回はルールを深く理解するべく、自分で左ページに英語版、右ページに日本語版のルールブックを制作しました。
普段からレフェリーをやっており、最新版もチェック済みでしたし、英語版ルールブックの内容が表示されていたので、日本語訳と比較しながら説明を受けることができたので、比較的問題なく説明を理解できました。
それでもやはり言葉の壁は高く、参加者からの個別の質問とその回答については、正直あまり理解できませんでした。やはり英語力は必要ですね。
海外遠征のたびに思うのですが、改めて真剣に英語を学ばなければいけないと強く感じました。
(編集部脚注:松本さんのレフリーに対する意気込みは素晴らしいですね)
そんなこんなで何とか4時間のセミナーが終了!
修了証を受け取り、ルールディレクターに明日からのレフェリー業務について質問したところ……。
まさかの……まさかの……。
「レフェリーの人数は確保していて、空きはない」
……えっ、何ですって?
いやぁ……自分の英語力不足なのかな?
しばらく意味が理解できませんでした。
何度か聞き返したところ、
「レ フ ェ リ ー の 空 き は な い 」
(わかりやすくゆっくりと)
……えっ。
ルールディレクターは「Sorry……」と言い、自分の肩をポンと叩き、その場から離れていきました。
呆然です。
「今度こそ、俺のワールドマスターズは終わった・・・」
選手として参加できず、レフリーとしても参加できない。
ここまでの過程の中で、とっくに涙など枯れ果てた自分ですが、さすがに泣きそうになりました。
頭が真っ白な状態でアカデミーを出て、速攻で桑原先生に電話。
JBJJFを通じて問い合わせてもらうことになりました。
海外では何が起こるかわかりませんが、
とにかく今は回答待ちの状態です。
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