12月8日、浅草の台東リバーサイドスポーツセンターにてIF-PROJECT主催「COPA IF-PROJECT 2013」が開催されました。まずBJJPLUS的にレポートするのはアダルト紫帯フェザー級です。全4名参加で今年紫帯に昇格したばかりの石井秀樹(トライフォース五反田)、櫻井徹也(DRAGON’SDEN)を迎え撃つは、40歳越えの大ベテラン2選手。若手の勢いが勝るか、ベテランの老獪な技術が勝つか、のトーナメントになりました。
アダルト紫帯フェザー級準決勝
石井秀樹(トライフォース五反田)VS 丸本昌平(GRABAKA柔術クラブ)
潜りスイープを得意とする石井選手に対し、丸本選手は先に引き込みを選択。丸本選手は十字絞めを狙いますが、そのまま石井選手がマウントへ。
石井選手の足が抜け切れておらずポイントは入ってない中で、丸本選手が得意とするブリッジで返しでマウントへ!! 丸本選手はこのパターンで全日本選手権でも山田大聖選手に勝利しています。
マウントから逃れようとした石井選手に三角で捉えるも、ギリギリのところで抜けだします。上になった石井選手はそのまま勢いよくパスを狙い、ハーフガードから残り20秒で足を引き抜きポイント5-4で逆転勝利!
アダルト紫帯フェザー級準決勝
石田浩(頂柔術)VS櫻井徹也(DRAGON’SDEN)
柔道出身の櫻井選手の鋭い投技でテイクダウン、上を固め先制。素早くマウントに移行し十字を狙うも防がれます。ワンサイドゲームかと思いきや。
上になった石田選手が櫻井選手の上半身をしっかり殺し、パス、サイドとポイントを重ね逆転!! 終盤まで1ポイント石田選手がリードします。
残り30秒をきったところで、時計を意識した櫻井選手が躍動感溢れる動きでバックを奪い、そこから一気に絞めあげる!! 石田選手は耐えるが、そのままタイムアップと同時に落ちてしまい、櫻井選手が逆転勝利。決勝に駒を進めます。
アダルト紫帯フェザー級決勝
石井秀樹(トライフォース五反田)VS櫻井徹也(DRAGON’SDEN)
決勝は紫帯一年生対決。石井選手の引き込みに合わせ、櫻井選手は得意の飛び付き十字!!
これにタップしない石井選手に、もう一度しっかり体勢を作り直しガッチリ決めて石井選手はタップ! まさかの秒殺勝利。櫻井選手は先日のアジアオープンでも青帯階級別を連続一本勝ちで制し、この日を合わせれば6試合連続一本勝ち中。紫帯にまた注目の若手選手が出てきたと言えるでしょう。
■IF-PROJECT主催「COPA IF-PROJECT 2013」公式結果は以下から!
http://www.if-pro.com/taikai/copaif/2013/index.html