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2014年6月28日土曜日

金古一朗の勝手に教則レビュー!第6回【マイケル・ランギ ダイナミックDVDシリーズ!】


先日の全日本選手権を3連覇、4度目の日本王者に輝いた柔術マスター・金古一郎選手。技のISETAN、技の総合デパート状態なのは日頃のDVD研究の賜物!? そんな金古選手による教則DVDレビュー第6弾です。

今回は難攻不落な“スパイダーガード”で、2009、2010柔術世界選手権、2009ワールドプロ柔術を制したマイケル・ランギ。そんなランギの世界一強固なガード3部作! さぁ、金古選手の評価はいかに!?

マイケル・ランギ / ダイナミック スパイダーガード [DVD] 
マイケル・ランギ / ダイナミック デラヒーバガード [DVD] 
マイケル・ランギ / ダイナミック リバースデラヒーバガード [DVD] 

今回は今春に3作同時発売されたマイケル・ランギの教則です。

スパイダーガード、デラヒーバガード、リバースデラヒーバガードと分かれている本作ですが、3枚組での値段ではなく1枚づつバラで買えるのは嬉しいところ。

1枚辺りの値段も4300円とお手頃価格だし、日本語解説もついててお得感満載です。

内容的にはわりとベーシック中心。

ガードでのキープの仕方から教えてくれています。

コブリンヤの黒帯だけあって紹介している技術はかなりコブリンヤの教則とかぶっているので、コブリンヤの教則(特に海外物のほう)を持っている方は十分に検討したほうがいいと思いますね……。

まあその辺は仕方がないとしても、この3枚の本作同士でも結構技がかぶってたりします。

例えばスパイダーからデラヒーバに移行してのスイープがデラヒーバの方にも入ってたりもするしクォーター系の技術も各ガードから満遍なく入ってます(笑)。

この辺はもう少し配慮が欲しかったかな~とは、個人的には思います。

とはいえ各ガード共に非常によくまとまっていて見やすい構成ではあると思います。
個人的にはデラヒーバガードが一番オリジナリティがあって面白かったですね。

今流行りの襟を持ってガンガン引き付けるスタイルではなく袖を持ってのクラシカルなスタイルは逆に新鮮かも。
青帯、紫帯位の人にオススメしたいです。

★★★☆☆

2014年6月27日金曜日

『第15回全日本ブラジリアン柔術選手権大会』金古一朗選手試合レポート

『第15回全日本ブラジリアン柔術選手権大会』で金古一朗選手(ポゴナ・クラブジム)、芝本幸司選手(トライフォース柔術アカデミー)の大会3連覇が達成できるか否かも注目の一つでした。まずは金古選手の準決勝から。
 相手は武林佑選手(G-FREE)に。引き込みから難攻不落なスパイダーで武林選手をコントロールし続け、中盤にホレッタっぽい動きから一瞬足感をかけるように見せかけ上を取りスイープ2点。その後もサイドを奪い結果12-0で決勝進出。


 トーナメントの反対サイドでは山田秀之選手(デラヒーバジャパン)、平尾悠人 (X-TREME柔術アカデミー)という新世代黒帯が準決勝で対戦。山田選手がスイープで2点リードしたまま残り10秒で、平尾選手が片足タックルに行き完全に足が上がるが、そのままタイムアップ。あと5秒あったら勝敗が逆転したかもしれない試合でしたが、山田選手が制し遂に決勝へ。


アダルト黒帯ライトフェザー級決勝は金古一朗選手(ポゴナ・クラブジム)vs山田秀之選手(デラヒーバジャパン)という世界柔術帰りの2人が対戦。共にトライフォースコンベクラスに参加し、手の内を知り尽くす両者。終盤まで山田選手が勢いある動きで一つアドバンリードしていましたが、残り20秒で金古選手がスイープで逆転優勝。金古選手は最後の瞬間まで焦る様子はなく、自分の勝利を信る冷静さが印象的でした。これで金古選手は三連覇です。


金古選手は第11回大会も制しており、これで4度目の全日本王者になりました。実は第12回大会では相手がおらず階級を上げて中村大輔選手と対戦していたため、もしも12回大会で相手がいれば5連覇を成し遂げていたかもしれません。今年の世界柔術選手権も最終日に勝ち残るなど、39歳にして進化は止まりません。ただ、山田選手など若手黒帯にも越えて欲しい存在でもあります。また来年、偉業達成か、新王者誕生か、今から楽しみで仕方ありません。

2014年6月26日木曜日

『第15回全日本ブラジリアン柔術選手権大会』茶帯・世羅智茂選手レポート

6月22日に行われた『第15回全日本ブラジリアン柔術選手権大会』で、大会一番と称していい活躍を見せたのは京都の総合格闘技道場『GROUND CORE』所属の世羅智茂選手です。昨年のプロ柔術でも鍵山士門選手に勝利するなど、その強さは茶帯で頭ひとつ抜けていました。今回は東京までヒッチハイクで来た、という噂まである選手だけに、その強さは異次元! もはや“世羅無双”でした。
 階級別では引き込み十字から即座に膝狙い、戻っては巴スイープからまた腕狙いと超怒涛と言える猛攻撃。最後はきちっと腕十字を決めます。



そしてオープンクラスでも十字、十字! 決勝戦は強豪神田崇広選手(GRABAKA柔術クラブ)とスイープ合戦に! ただ動きの早さ、的確さで世羅選手が徐々にポイント引き離しはじめ、結果は20-8でポイント差で世羅選手勝利! JBJJFさんが試合動画をアップしていますが、ぜひ観てほしい。なに、この動き……。

2014年6月25日水曜日

「ゴング格闘技8月号」で柔術50ページの大特集!早川光由×植松直哉の「ここがヘンだよ世界柔術2014」まで見逃せない!

全日本選手権を落ち着いたし、さぁ読書! という方には今月の「ゴング格闘技8月号」が超おすすめです。大特集「柔」は高専柔道を含めれば柔術記事がぶち抜き50ページ!! ほとんど柔術雑誌じゃないっすか!! という充実の内容になっています。クロン、ヒクソン、世界柔術レポートに芝本、吉岡、八木沼インタビュー、早川光由×植松直哉の「ここがヘンだよ世界柔術2014」まで見逃せねぇ!!



柔・The Gracie。
☆クロン・グレイシーの米国アカデミーでMMAデビューを聞く
「父の偉業を受け継ぐために戦う」

5月26日の日本でのMMAデビュー会見を終え、すぐにLAに戻ったクロン・グレイシー。6月5日、カルバーシティにある彼のアカデミーで、改めてREAL FIGHT CHAMPIONSHIPでのMMAデビュー戦について尋ねた。MMAデビューの時期、父ヒクソンのアドバイス、そしてクロンのMMA哲学に耳を傾けてみると、他とは一戦を画したMMAへの想いを、25歳の青年が胸に秘めていることが分かる。

☆ヒクソン・グレイシー
「失われてしまったヴァーリ・トゥードの
 柔術を我が息子クロンが取り戻す」
ヴァーリ・トゥードはMMAと名を変え、競技化とスーパーアスリート化によって驚異的な進化を遂げた。そんな現代MMAをことあるごとに批判してきたヒクソンは、父エリオから受け継いだ“本物の柔術”“ウォリアー・スピリット”の復権を、息子クロンのMMAデビューに託している。

☆Keep it Playful
 ヒーロン・グレイシー&祖父の教え
「Keep it Playful」そんな柔術の有り方を説き、実践するヒーロン・グレイシー。戦いの中で自己主張し続けてきたグレイシー一族にあって、ヒーロンがなぜ「KIP」にたどり着いたか。やはり、彼の柔術観を知るのが、一番だ。改めて、ヒーロン・グレイシーに柔術について話を聞いた。彼の言葉には「KIP」に通ずるピースが散りばめられているに違いない。

■柔・世界柔術。
☆5.28 - 6.1 世界柔術 2014 試合リポート part.1
「それぞれのmy Jiu Jitsu。百花繚乱。ブシェシャ、史上初無差別3連覇!
 ハファ・メンデスはコブリーニャ、ホイラーに並ぶフェザー級4度目の頂点に」

☆2014 World Jiu-Jitsu 階級別 Review
☆「モダン柔術」の真実。
 メンデス兄弟の柔術観とは?
兄弟揃ってワールドを制すること4度ずつ。2009年の黒帯初挑戦時から、50/50ガードを駆使し、柔術の概念を変えてきたギィ&ハファのメンデス兄弟。ベリンボロの精度を上げ、バリエーションを増やした彼らのスタイルは、いつからか「モダン柔術」と呼ばれるようになった。後追いをする者は数知れず、同様に批判する者も数知れず。その一方で、一本勝ちの比率も高い両者。そんなメンデス兄弟の柔術観をじっくりと尋ねてみた。このインタビューを読めば、読者のメンデス兄弟観もきっと変わるに違いない。

☆5.28 - 6.1 世界柔術 2014 試合リポート part.2
「モダン柔術全盛も、時代はパスガード!? たかが3ポイント、されど3ポイント。
 レアンドロ・ロはライトに続きミドルの頂点に。レプリが7年振りのライト級優勝!!」

☆吉岡大、極限状態にて──
「この世で一番戦いたくない相手=
 パウロ・ミヤオと戦う勇気を得るために」
08年のムンジアル=世界柔術黒帯ライトフェザー級で決勝進出。これまでで男子世界一に最も近づいた日本人柔術家が吉岡大だ。近年は序盤で敗れることの多かった38歳の吉岡が、今年はベスト8に進出。世界を席巻するミヤオ兄弟の兄パウロと戦った。客席の日本人選手団を熱狂させた大奮闘の裏には、我々の想像を超えた凄絶なる「己との戦い」があった──。

☆芝本幸司
「ジョアオ・ミヤオに、イメージを
 超える世界を見せつけられた」

☆女子アダルト黒帯ルースター級優勝!
 八木沼志保、道衣一筋10年の結実。

☆早川光由×植松直哉が総括!
 ここがヘンだよ世界柔術2014
相変わらず猛威を振るう「モダン」柔術戦法、吹き荒れる新技術の嵐、直前のルール変更、そして日本人初の黒帯世界王者誕生……話題に事欠かなかった世界柔術2014。今大会を視察した日本柔術界の重鎮、早川光由と植松直哉の両氏に、その成果と問題点を語ってもらった。

■柔。高専&七帝柔道 百周年記念大会
☆増田俊也、寝技の源流を語る。
「秘蔵写真で綴る高専柔道と七帝柔道、百年の奇跡」
京都武徳殿で行なわれた高専柔道・七帝柔道の百周年記念大会。『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』『七帝柔道記』著者である増田俊也氏に、知られざる歴史や、井上靖の『北の海』秘話などを聞いた。

☆松原隆一郎「教えて! 教授」
「失われゆく講道館ルールが今も生きる七帝柔道」
かつて嘉納治五郎と反目し、講道館から排除されてきた高専柔道の技は、国際ルール一色となった現代において、どのような意味を持つのか?

「第2回東日本柔術選手権」の一次締切日、えっ、連盟カードなしで色帯も出場できる!?

全日本の興奮が醒めやらぬ中ですが、JBJJF大会が早くも一ヶ月後に開催されます! 本日6月25日(水曜日)は、7月20日板橋区小豆沢体育館で行われる「第2回東日本柔術選手権」の一次締切日です。

【個人申込】 ※支払い方法:現金書留 銀行振込 クレジットカード
~6月25日迄JBJJF会員:4000円  一般:5000円
6月26日~7月10日迄JBJJF会員:5000円  一般:6000円
7月11日~7月14日迄JBJJF会員:6000円  一般:7000円
個人申込期限:7月14日 11:59PM

で、↑の料金表を眺めていて気がついたのですが、あら一般の横に“白帯”のみの文字がない!! えっ、これって連盟カードが無くっても出場できるってこと? 教えてください、日本ブラジリアン柔術連盟理事&事務局長の大きい人、浜島邦明さん!

「はい、大会毎により一般枠の制限を変えております。先日の九州OPから適用されており、関東では今回が初です。もちろん、全日本選手権などはJBJJF会員しか出場できませんが」

先日の全日本選手権で中井会長が「改革」を宣言していましたが、早速行われていたとは! 連盟の公式戦にカードなしで出場できるとは……。

「ちなみに東日本選手権は団体申込の場合、一次締め切りの価格で申し込み可能です」

こ、この商売上手! いや、改革上手!? もしも今日間に合わなくても、数名で団体申込すれば4000円で連盟大会に出場できるということですね。団体優勝もあるだけに、一度ジムで検討してみるのはいかがでしょうか?

詳しい登録方法は連盟HPまで!






2014年6月24日火曜日

『第15回全日本ブラジリアン柔術選手権大会』団体優勝を果たしたパラエストラ代表・中井祐樹氏に大会後インタビュー

そして今年の団体優勝は2008年以来、中井祐樹率いるパラエストラが6年ぶりに奪還! 日本全国の支部から精鋭を集め、青から茶まで入賞者の多さが决めてになりました。大会終了後の中井先生にインタビューを行いました。

--まず団体優勝おめでとうございます!

中井 団体優勝は2008年以来、我々パラエストラでは『全日本奪還』を合言葉にしていたので達成出来で素直に嬉しいです。

--6年ぶりとは、正直言って意外です。

中井 一次はAXIS柔術アカデミーさんと毎年交代のように団体優勝を争っていまして、AXISさんが立場上連盟のメインストリームを離れてからはウチが2連覇。団体優勝が当たり前になっていく中で、大会後には地方支部の選手は散り散りに帰って行くこともあり達成感が薄らいでいました。各支部が力をつけてきたこともあり、全日本柔術選手権以外で各支部いずれかが単独優勝できるようになったら、一度チームをバラし支部で挑む、というプランを非公式ながら発言していたら、足並みが揃わなくなってきたんです。

--その中で新興ジムが出てきました。

中井 そうですね、トライフォース柔術アカデミーさん、GRABAKA柔術クラブさんなど新興ジムが勢いを増し、我々が日本一から滑り落ち出した。我々も支部が増えた事により私が全色帯選手が把握できなくなったこともあり、立候補制になり出場選手が増えなかったんですよ。でも、慰労会では支部代表・選手含め「悔しい」という言葉が出てくる。

--なるほど。

中井 改めて日本一を目指すべく、長い年月を掛けながら選手たちに全日本の熱をもう一度取り戻させる。そして今大会で全支部から各階級の選手・成績などをあげてもらい、そこから僕が選びなんとか陣容を整え大会に臨みました。今回は特に原動力となったのは若い力の台頭ですね。ウチは少年部も盛んなので、また新しい力が出てきて支えてくれる、と信じてします。

--目指すは連覇ですね。

中井 パラエストラの旗も有志達が僕に内緒で作ってくれて、結束力は高まったし、すごく支えられたのも大きいです。拡げることのジレンマはありましたが、こうやって結実できた。続けてきたことを辞める必要はないと思っています。今後も、続けます。


2014年6月23日月曜日

プロ柔術予選大会「Ground Impact WEST OPEN 2014」の最終締切は本日23日いっぱい

6月29日(日)武道館ひびきにて行われるプロ柔術予選大会「Ground Impact WEST OPEN 2014」の最終締切は本日23日いっぱいになっています。“プロ柔術予選大会”と銘打たれた大会だけに、茶黒帯選手は勝てばそのまま“プロ柔術家”を名乗れるオイシい大会でもありますね、名乗りたい、プロ柔術家って……。もちろん試合募集は白~です。NO-GI部門もあり。全日本選手権を終えて滾っている選手たちは、一週間後に戦ってみてはどうでしょうか?
【最終締切は6月23日(月)まで!】
6月29日(日)武道館ひびきにて行われるプロ柔術予選大会「Ground Impact WEST OPEN 2014」の最終締切が迫っております!

参加費/Prices:
~6月2日(月)必着BJJのみ4000円
NO-GIのみ4000円
BJJ&NO-GI6000円
~6月23日(月)必着BJJのみ5000円
NO-GIのみ5000円
BJJ&NO-GI8000円

by Jun 2. 2014Only BJJ4000yen
Only NO-GI4000yen
BJJ & NO-GI6000yen
by Jun 23. 2014Only BJJ5000yen
Only NO-GI5000yen
BJJ & NO-GI8000yen
また今大会、NEWERA JAPANより参加賞としてNE FLAG TOWELが大会参加者全員に贈られます。
大会詳細・お申込みは下記、大会ページまで

『第15回全日本ブラジリアン柔術選手権大会』速報まとめ

昨日行われたJBJJF主催『第15回全日本ブラジリアン柔術選手権大会』。Facebook、twitterで速報を伝えていましたが、改めてココで加筆したまとめとして紹介します。中井会長の総括、試合詳細はまた明日以降に随時更新します。

中井会長は開会宣言で「選手、関係者の皆様の協力により、15年に渡り全日本柔術選手権を続けてきましたが、今年初の世界チャンピオンを出しました。新たな門出に立ちました。日本ブラジリアン柔術連盟では今後はカードの簡素化など改革を進めていきます。日本連盟は変わっていきます」と力強く宣言しました。

全日本選手権の午前中(前半)が終え、ここで休憩前に先日の世界柔術選手権2014で見事日本人初の黒帯を制した八木沼志保選手(ネクサセンス)の表彰式が行われました。
「お陰様で世界柔術選手権で優勝することができました。日頃からお世話になっている練習仲間の皆様、そして指導者の皆様に感謝いたします。私はまだ弱いので、技術的にもまだまだなので。今後も皆様の指導、宜しくお願い致します」と八木沼選手。謙虚な人柄が出ています。
左は練馬区議会自由民主党幹事長・田中ひでかつ氏。
右は日本ブラジリアン柔術連盟会長・中井祐樹氏。

アダルト紫帯ルースター級では波乱あり!今年のヨーロッパ選手権を制した澤田伸大選手が決勝で渡邉翔平選手(ポゴナ・クラブジム)に敗れる!!渡邉選手は今年の世界柔術でも一回戦を突破するなど、実力を伸ばしている印象。2人のライバル関係は続きそうな予感がします。

アダルト茶帯ルースター級は中尾亮選手(X-TREME柔術アカデミー)vs伊藤正純選手(パラエストラ)の決勝戦。中盤に伊藤選手がい一瞬の隙をつきサイドへ。試合終了間近にもパスをきめてポイント5-0で伊藤選手が制しました。

アダルト茶帯ライトフェザー級決勝は宮地一裕選手(修斗ジムroots)加藤木俊介選手(トライアル)を下からの巧みな仕掛けでコントロールし、終盤に腕十字で一本、優勝をきめました。試合を見守っていた師匠・草柳氏は「ほー、勝ちがやったか、でもまだ黒帯はあげないよ」とコメント。

アダルト茶帯フェザー級決勝は鍵山士門選手(デラヒーバジャパン)が玉木強選手(CARPE DIEM)のディープハーフに苦しみながら、上攻めのアドバンスを重ね最後は腕十字でフィニッシュ! この強豪玉木選手を一本で破ったことが認められ、鍵山選手は黒帯昇格。デラヒーバジャパンは山田、鍵山、という若手黒帯2枚看板がいるアカデミに!

アダルト茶帯ライト級ワンマッチ決勝は世羅智茂選手(GROUND CORE)vAlessandro Savajo Eto選手(インファイトジャパン)は世羅選手が15ポイントリードの圧倒し、最後は残り10秒で腕十字を極めて一本勝ち。

アダルト茶帯ミディアムヘビー級は神田崇広選手(GRABAKA柔術クラブ)が一本で決勝に勝ち上がり、吉田享平選手(DRAGON'S DEN)がほぼ互角の戦いをしながら、中盤にワンスイープで神田選手がポイント2-0で優勝。実力者神田選手は実は全日本初制覇。一ヶ月前倒しになったので参加できた、とのこと。

アダルト茶帯オープンクラス決勝は共に圧倒的な強さで勝ち上がった世羅智茂選手(GROUND CORE)vs神田崇広選手(GRABAKA柔術クラブ)の階級別王者対決に。世羅選手の動物さながらの躍動的な動きで序盤は神田選手を圧倒し続けポイント量産、それでも神田選手もバックを奪い奥襟絞めが入りかけるなど、あと一歩のところまで世羅選手を追い詰めます。それでもポイントは20-8という大差で世羅選手の勝利。茶帯の枠を越えている、という印象でした。

女子アダルト紫帯ルースター級は杉内由紀選手(ポゴナ・クラブジム)と総合でも活躍する関友紀子選手(トライフォース柔術アカデミー)がワンマッチ決勝で対戦。引き込み、すぐにスイープを決めて先制。最後は腕十字を極め杉内選手の勝利。

アダルト黒帯ルースター級は芝本幸司選手(トライフォース柔術アカデミー)が江崎壽選手(パラエストラ)に下下の攻防からワンスイープで勝利。江崎選手の検討も光りました。芝本選手は全日本選手権3連覇成し遂げましたが、試合後に首を傾げ自分の試合運びに納得いってない印象があり。芝本選手の目標はもっと先にあることを見せつけられました。

アダルト黒帯ライトフェザー級決勝は金古一朗選手(ポゴナ・クラブジム)vs山田秀之選手(デラヒーバジャパン)という世界柔術帰りの2人が対戦。共にトライフォースコンベクラスに参加し、手の内を知り尽くす両者。終盤まで山田選手が勢いある動きで一つアドバンリードしていましたが、残り20秒で金古選手がスイープで逆転優勝。こちらも三連覇達成です!

アダルト黒帯フェザー級決勝は塚田市太郎選手(DAMM FIGHT JAPAN)vs加古拓渡選手(グラップリングシュートボクサーズ)という昨年同大会決勝と同じ顔合わせに。試合はいつものように塚田が上、加古が下という展開になり、序盤に塚田選手がパスを仕掛けアドバンで先制。その後も加古選手の下のつくりを塚田選手は一つ一つ絶ちながら、自分も仕掛けながらタイムアップ。ポイント0-0(アドバン1-0)で塚田選手が連覇です。

アダルト黒帯ライト級は巴戦になり、チャールズがスパー選手(IMPACTO JAPAN B.J.J)が一回戦で敗れた廣瀬貴行選手(パラエストラ)に残り10秒でバックを奪い逆転優勝。廣瀬選手はほぼ完璧な試合運びながら場外際で一瞬集中力が切れたところを狙われた、という印象です。
チャールズ選手は昨年ミディアムヘビー級を制しているので、二階級制覇になりました。

アダルト黒帯オープンクラス決勝は白木大輔選手(SAD)vs細川顕選手(ALIVE)の元同門、現練習仲間対決になり、優勝をシェアすることに。ジャンケンで勝った白木選手が優勝! 白木選手は二回戦、準決勝も圧倒的な強さをみせました。

そして今年の団体優勝は2008年以来、中井祐樹率いるパラエストラが6年ぶりに奪還! 日本全国の支部から精鋭を集め、青から茶まで入賞者の多さが决めてになりました。IMPACTO JAPAN B.J.Jも参加人数わずか5人ながら二位は快挙と言えます。

1位:パラエストラ
2位:IMPACTO JAPAN B.J.J
3位:トライフォース柔術アカデミー