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2015年10月17日土曜日

「Ground Impact 2015」夜の部 開会の挨拶、第一試合、第二試合

「Ground Impact 2015」大盛り上がりの昼の部を終えて、約3時間の休憩後に始まったのは黒帯多数登場の夜の部! 五味隆典選手も登場することからか、当日券も売り切れの超満員で宴は始まりました。

開会式では選手を代表して、金古一朗さんが挨拶しました。
 「本日はご来場ありがとうございます。この選手代表のコメントをするのが先ほど言われて、試合以上に緊張しています。観客席には見慣れた顔もあるので、みなさんの期待に応えるべく、熱い試合を心がけますので、最後までご声援お願いします」

■第1試合アダルトエキスパート-66.0kg契約 6分大沢ケンジ(和術慧舟會HEARTS) VS 西林浩平(リバーサルジム新宿Me,We)

  DREAM等で活躍したトップMMAファイター大沢選手が、第一試合から登場。対する西林もグラップリングの強さは国内随一。

大沢は西林の引き込みを警戒してタックルのフェイント見せながら距離感を保つ。
西林は飛びつきのフロントチョークから引き込んで下になり、ラバーからオモプラッタから三角。これを防いだ大沢はハーフとなった西林の上半身を潰し登って行くが、西林はラバーを上手く使いながら防ぐ。そして終盤でフックで西林が持ち上げるも、大沢はバランスの良さでスイープを防ぎ、ここでタイムアップ。緊迫のある攻防は0-0ながら、仕掛けの豊富さで判定・西林。


■第2試合アダルト黒帯オープンクラス契約 6分大内敬(パラエストラ小岩) VS 新明佑介(トライフォース柔術アカデミー)

 手作り感満載のビッグバンベイダーの衣装で登場した新明選手。セコンドの芝本選手にスプレー係を任せているのも面白いです。

さて試合は観客からの「飛べ!」に応えるよう、小走りから飛びつく新明だが場外際。中央再開からはしばし柔道勝負し、大内が背負いで完全に投げるが場外際でアドバン止まり。

柔道で大内に歩があり、新明はハーフで引き込む。しかし大内の腰切りが上手くパスの圧のアドバン。
また立ちで大内が場外際で投げてテイクダウン2P。
大内が引き込んでスパイダーでコントロールも、残り30秒で新明が勝負を仕掛け、腕が絡まった状態ながらもパス仕掛け、体の強さもありサイド達成! バックに付き絞めを狙ったままでタイムアップ。逆転で新明も、大内の投げが場外際でなければ…と思う大接戦だった。

2015年10月16日金曜日

「Ground Impact 2015」昼の部 第9 試合、第10試合、第11試合レポート

■第9試合アダルト黒帯ルースタ級契約 6分澤田真琴(DRAGON`S DEN) VS 江崎 壽(パラエストラ札幌)

アジアオープン2015にもエントリーした両者。その時は対戦はならなかったが、ココで実現することに。ダブルガードから一気にディープハーフに持ち込んだ澤田、それに江崎は反応してバック狙いシングルバックのような形に。江崎はそのまま絞めを狙い続け終盤へ。若干膠着した展開になるが、残り10秒で澤田がフック気味に持ち上げるも倒しきれずタイムアップ。

ポイント0-0(AD0-0)で判定は江崎。

■第10試合アダルトエキスパート-88kg契約 6分和田拓也(フリー) VS エリクソン タケウチ(IMPACTO JAPAN B.J.J)

 引き込んだタケウチに対し、しっかり両足を潰しながら和田がパス仕掛けアドバン。タケウチは柔術家らしい足さばきで戻し三角。これは防がれ、そこから和田が再度パス仕掛けアドバンを重ねる。スタンド勝負でも和田が相手のタックルに反応し、しっかり防ぎきる。残り10秒で和田がフロントチョークに捉えたままタイムアップ。
元王者が実力を発揮した。


■第11試合アダルト茶帯フェザー級契約 6分嶋田裕太(NEXUSENSE) VS ヴァンダレイ・タカサキ(IMPACTO JAPAN B.J.J)

 一つ雄叫びをあげて入ってきた気合十分の嶋田。シッティングガードから相手片足抱えて倒し嶋田先制。

スタンド再開も同じ攻防に。タカサキは襟を持ち絞め狙うが防がれ、逆に嶋田がアームドラッグで倒して嶋田4-0。

終盤、タカサキが飛びつきからオモに一瞬捉えるも場外際で止められる。最後に足関の攻防からタカサキ2Pで上になるも追いつけず。嶋田が4-2で勝利。

2015年10月15日木曜日

「Ground Impact 2015」昼の部 第7 試合、第8試合レポート

■第7試合アダルト茶帯ライト級契約 6分

金物屋の秀(K`z FACTORY) VS ホブソン タンノ(INFIGHT)

修斗では“金物屋の秀”のリングネームで活躍する岡田秀人が登場。岡田は柔術茶帯で、今回はアジア王者のホブソン・タンノを迎えた一戦になった。


 タンノが飛び十字を狙うも不発。引き込み直したタンノが得意の三角狙いで登り、逃れたところにオモプラッタ。秀も抜群の反応で逃れ、オモも持ち上げて解く。

 タンノはスパイダーで秀をコントロールし続け、再度三角、オモに流れる展開で支配。一度腕十字の形になり、腕が伸びたように見えたが秀も耐え切り、会場を沸かせる。

秀はセコンドで師・草柳氏のアドバイス通りに動き猛攻をかわしている印象。

結果はアドバン3つでタンノがほぼ完封といえる勝利をしたが、秀のMMA選手らしい体の強さ、反応の速さが光った試合だった。

■第8試合アダルト黒帯ライト級契約 6分片岡誠人(リバーサルジム東京スタンドアウト) VS 井上和浩(ストライプル茨城)

 元プロ修斗の世界ランカ-など総合で実績を残す井上。対する片岡も多くの総合選手がそのテクニックの高さに指導を仰ぐ柔術だ。

ダブルガードの攻防から立った井上にアドバン。片岡は片巻きスパイダーからフックスイープに成功しかけるも、井上の反応早く畳に頭をつけ耐える。また作りなおした片岡が井上を持ち上げるなど、序盤は片岡優勢。
しかし、井上のパスの圧を片岡はディープハーフで対抗するも、井上が足抜いてサイドで3P、ニーオンで2P。腕十字を狙うが防がれ、そのままタイムアップで井上勝利。

井上の爆発的なパスの強さ、抑えこみの巧さが光った。

2015年10月14日水曜日

「Ground Impact 2015」昼の部 第4試合、第5試合レポート

■第4試合アダルトエキスパートライトフェザー契約 6分澤田伸大(トライフォース柔術アカデミー) VS 杉本寛樹(AXIS柔術アカデミー)

今年の「アジアオープン2015」で紫帯ルースター級を制した杉本、対するは澤田もワールドノーギ2014を制したトップ選手。若手最強決定戦と言えるグラップリングマッチになった。

 開始早々に澤田がタックル仕掛ける、距離が合ったためがぶられ、引き込んで下に。曖昧なタックルは引き込むための戦略か。

杉本のパスの圧に合わせるように澤田は回転の動きでいなし、足関節を見せつつ、杉本の足すくって上になり2ポイント先制。


 杉本は下になって得意の三角で澤田を捉えるも、外されて足関にきたところを上になり同点。ここから両者ダブルガードからの足関狙いの攻防になり、お互いにスイープ一度ずつ決め、最後は一度澤田が上になりポイント6-4で勝利。
NO-GIながら柔術家らしい試合となった。

■第5試合アダルト黒帯オープンクラス級契約 6分高谷聡(パラエストラ吉祥寺) VS ファビオ ハラダ(Renzo Gracie Team)

黒帯を巻いて10年、マスターズ大会で無類の強さを誇る高谷が登場。グレイシー仕込みの柔軟な戦いがウリのファビオ・ハラダと対戦した。試合は思わぬ早期決着に。

ハラダが引き込むもハーフになり、高谷はしっかり上半身を固めて足を抜き、袈裟固めで固めてサイドで3ポイント。ハラダがガードに戻しでラバーから三角に捉えるも外され、逆に高谷がアキレス腱固め一閃。ハラダがタップ。高谷が10年ぶりのプロ柔術で勝利を飾った。