11日(日曜)東京都世田谷区の北沢タウンホールで行われた「Ground Impact 2015」から、数回に渡りレポートを掲載していきます。まずは昼の部に行われた<女子52キロ以下級・ノーギ柔術トーナメント>から。3人参戦の巴戦となった。
■第1試合女子-52kgノーギ柔術トーナメント1回戦 6分
V.V Mei(クルービデ・ジウジツ/和術慧舟會GODS) VS 向井奈都美(マスタージャパン)
ご存知、総合で抜群の成績を残すVVに対し、向井は山梨学院大学・柔道部出身の選手だ。向井は足払いで牽制しながら間合いも詰めるも、柔道家のためか腰が高く、そこをVVはシングルレッグ。相手が逃れたところにバックに捉えるも惜しくも場外。スタンド再開から先ほどと同じ展開になり、VVがバックを奪い、向井は得意のアームロックで対抗。
向井が前に落とすが、そこにVVが合わせるように腕十字一閃。一本勝ちでVVが決勝へ。
■第6試合女子-52kgノーギ柔術トーナメント1回戦 6分富松美(パラエストラ松戸) VS 向井奈都美(マスタージャパン)
変速巴戦で一回戦で敗れた向井が、柔術茶帯で総合でも活躍する富松と対戦。向井が足払いで牽制するも、富松がシングルレッグに持ち上げるが場外。スタンド再開から向井が少々中途半端なタックル狙いもがぶられ、富松が上に。向井はクロスから終始アームロックを狙い続け、中盤にそのままスイープしてガッシリ決めて一本。向井が決勝へ。警戒しても決めてしまう必殺のアームロックが光った試合だった。
■第12試合女子-52kgノーギ柔術トーナメント決勝V.V Mei(和術慧舟會GODS) VS 向井奈都美(マスタージャパン)
中盤にようやくVVが腕十字を仕掛けるが、カウンター気味に向井が上に。
一気にアームロック! かなり腕が極っているように見えるが、VVは場外際まで逃げ続けようとするも、向井にまたがれ、そこでセコンドがタオル投入。向井が一回戦のリベンジに成功し、優勝を果たした。
向井コメント
「一回戦で負けてモチベーション下がったのですが、やっぱりフツフツともう1回戦いたいな、と。アームロックしか私はできないんで。弘中さん私はどうでしたか?(弘中代表:10回も練習してない割にはよくできた) このままもっと練習して強くなります。もっとマスタージャパンで練習して強くなりますので、応援よろしくお願いします!