A「選手達の技術が向上して拮抗する試合が増え、現行の時間無制限ルールだと時間が掛かり過ぎてしまう。観客も大変だし、会場の時間も心配だ。何よりも技術と言うよりも体力、スタミナがある人間が勝つルールだ。」
B「それなら時間に制限を持たせれば良いのでは?」
~時間無制限から試合時間を◯分に制限する。
しかし、その為、引き分けが続出することに~~
A「引き分けが多いと選手も観客も納得しない!
B「それなら今度から時間切れの場合は攻めている人間を判定して勝利にしてみては?」
~時間切れの場合、レフリー判定を採用する。
しかし、拮抗している試合での判定は「こっちの勝ちだ!」「いや、あっちの勝ちだ!」と揉め事に~~
A「1人のレフリー判定は、その1人の判断に偏ってしまう!」
B「それならジャッジを2人増やして、時間切れの場合は3人の多数決で決めるのは?」
~時間切れの場合、複数人による判定を採用。
しかし、1人のジャッジは寝技重視、1人のジャッジは打撃重視、1人のジャッジは組技重視と見方がバラバラだったりと、結局判定に揉める。~~
A「審判、ジャッジが何人いても意味が無い!」
B「攻めていることに基準を決めて、例えば相手を倒したら2P、マウントを取ったら4Pなどポイントを決め、時間切れになったらポイントが多い方を勝ちにしてみては?」
~ポイント制を導入し、時間切れの場合はポイントが多い方が勝利に。
しかし、ポイントが同点だった時に、またもレフリー判定となり揉める。~~
A「ポイントによる判定の場合、同点が多く揉める!」
B「それではポイントの下にアドバンテージを採用しましょう。もう少しでポイント、またはもう少しで極りそうだった場合に入り、ポイントが同点の場合はアドバンテージの多い方で。ついでにペナルティも採用して、アドバンテージも同点の場合はペナルティが少ない方を勝者にしましょう。」
~アドバンテージ、ペナルティを導入
しかし、アドバンテージの規定が細かく、さらにレフリーによってアドバンテージが入ったり、入らなかったり。。
A「ルールが細か過ぎて、やはり揉めている・・・」
B「それではアドバンテージでは無く、延長戦にしましょう。」
~延長戦を導入
しかし、本戦の試合時間がなくなるにつれ、延長線を意識し試合が動かなくなり延長戦が多くなる。
C「今のルールは細かいし面倒!何よりも時間制限があったり、延長があると技術と言うよりも体力、スタミナがある人間が勝つルールだ。俺様なら時間無制限、もちろんポイントなど無い1本勝負オンリールールをやる!」
~時間無制限1本勝負を開催
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※この物語はフィクションです。