若手黒帯有望株の山田秀之選手(デラヒーバジャパン)が、「世界柔術選手権2014」から帰国してスグに人生初というセミナーを取材してきました。セミナーを主催したのは、毎週日曜に埼玉県ふじみ野市大井総合体育館で練習を行う
ブラジリアン柔術サークル『櫻柔術倶楽部』代表・安達桂さん。「練習料金一回200円、出稽古料金300円から体育館利用費用を抜いた利益をプールして予算を作り、今回山田選手にお願いしました」とのこと。なのでセミナー参加費は超破格の800円! 柔術利益をキチッと仲間に還元って、なかなか出来る事ではありません。
セミナー前には世界柔術を終えた山田選手に、安達さんから「ムンジアル勝利者賞」が送られました。完全にできる大人です!カッコいいです!
梅雨の大雨、そして駅から少々離れた体育館という条件の中、トライフォース新宿所属の選手が来るなど大盛況。
今回セミナーではさすがデラヒーバジャパン所属だけに、デラヒーバガードからのスイープを5種類。デラからの巴的スイープ、入り方の違う変形型デラヒーバ、そして最後はベリンボロなど、徐々にテクニックが難しくなっていきます。
テクニックを一度説明して4分間それぞれ打ち込みをさせ、再度集めて細い説明をするのが山田選手の指導の特徴。参加者の動きで気になった点を指摘しながら、技の完成形を改めて見せる。
そして、もう一度同じ技を4分間打ち込みさせることで、「技をないがしろにさせない、適当にさせない」と、技をより深く理解させる事を考えている印象でした。
セミナー後には参加者に胸を貸し、一人3分間ながら世界レベルの技術をみせつけてました。人が良い山田選手は全参加者とスパーしたので、終盤は「普段の練習並みに疲れました……」と吐露!
山田選手は人生初セミナーでしたが、日頃から所属ジムのデラヒーバジャパン、アカデミア・アーザで指導しているだけに、教え方が非常に丁寧で解りやすい印象です。特にデラヒーバガードからのテクニックは受けて役を務めたGRABAKA神田選手も「知らない動きが多く、本当に勉強になった」
と絶賛。是非ともまた他でセミナーを行ってほしいものです。
セミナーはAM9:30開始で、PM12時には終了! 早い!
『櫻柔術倶楽部』さんでは普段から練習日は日曜日の午前9:30~12:00に設定。その理由について主催の安達氏は次のように語ります。
「『櫻柔術倶楽部』は“日曜日の有効活用”をコンセプトに掲げているので、残った日曜日の時間はそれぞれ家族サービスに当てるなど、家族、恋人、友人知人と良好な関係を保ちながら柔術を楽しんでもらいたいんですよね。埼玉を中心に様々な道場から毎回10~15名程度集まっているので、是非参加をお待ちしてます!」
とのこと。素晴らしい日曜日の過ごし方ですね。
http://sakura-jiujitsu.jimdo.com/
山田秀之選手のセミナー問い合わせはデラヒーバジャパンへ!
http://delarivajapan.blogspot.jp/