中央右がヘッドインストラクターを勤める岩崎正寛さん。中央左がサブインストラクターを勤める佐藤晶彦さん。
--9月1日に正式オープンした『CARPE DIEM三田』ですが、現在の会員数を教えてください。
岩崎正寛さん(以下、岩崎) 10月末現在で50名程です。『CARPE DIEM青山』からの移籍組み、青山支部、三田支部、両方のクラスを受講出来る“マスター会員”も含めればもっと多くなります。
--その気になる“マスター会員”など、料金設定を。
岩崎 8デイズ会員13,000円、青山・三田のどちらかの支部の全てのクラスを受講できるフルタイム会員が15,000円、マスター会員20,000円、学生会員は10,000円になっています。
--マスター会員さんの人数は多いのですか?
岩崎 青山支部をメインに指導する石川先生、三田支部の僕では指導方法に違いがあるので、「どちらも面白いから参加したい!」とマスター会員登録するジム生が増えていますね。
--ジム生の年齢層は?
岩崎 30代後半の方が多く、50代も多い。一番若いのは、24歳の僕ですね(笑)。まだまだ僕は若輩者ですが、青山支部の皆さんがコチラにも来てくれて、いい雰囲気を作ってくれるのが本当に有難いです。
--どのようなクラスになっているのでしょうか?
岩崎 ベーシッククラスはブラジリアン柔術の基礎を学ぶクラスでで、スパーリングは行わず45分間しっかりとテクニックを学びます。他のビギナー、レギュラーは1時間で30分テクニック、30分スパーリングです。昼12時から夜21時開始のクラスまで、満遍なく柔術が学べるようになっています。初心者のかたは無理してスパーリングせずに、ベーシッククラスで技術を学ぶ、という事もできます。
岩崎 やはり一番始めは“ブラジリアン柔術がどういう競技なのか”をしっかり知ってもらう事から始めます。そして柔術という格闘技に慣れてもらい、徐々に試合などに出場してもらい“自電車の補助輪を外す”ような役割を僕らインストラクターがしていければ、と思っております。
--青山支部は国際色豊かなジムという印象があります。三田支部はどうでしょうか?
岩崎 青山支部からいらっしゃる方もいますし、確かに土地柄的にも多い日もあります。僕は英語が話せるので、日本語・英語を交えて指導できるのは大きなポイントだと思っています。外国の方は体格が大きいので、小さい方とスパーする時は気をつけて頂くようお願いしています。
--岩崎さんは先日まで仙台在住でしたが、何故三田市部のインストラクターに?
岩崎 僕がヨーロッパ選手権に出始めた頃から、青山支部所属の玉木強さんが一人で来てたんです。玉木さんが僕が元々働いていたスポーツサプリメント「HALEO」のユーザーだったので、仲良くなったんですね。そしてパンアメリカ選手権でトライフォース新宿の芝本幸司さんと3人で話している時に、「石川さんが若いインストラクターを探している」と聞き、僕ではダメですか?と話して、後はトントン拍子に。
--慣れ親しんだ元を離れるには、相当大きな覚悟が必要だった、と思いますが。
岩崎 仙台でも柔術を学ぶ環境が不足していたワケではありません。ただ柔術家としてより良い環境を求めた時に、石川さんのお世話になろう、と決めました。
--石川さんの内弟子、という形なのですか?
岩崎 はい、内弟子ですね。柔術に集中できるよう、石川さんに部屋も手配して頂き、6帖二間に玉木さんと一緒に住んでいます。本当に有難いです。
--では最後に岩崎さん自身の今後の目標をお聞かせください。
岩崎 選手としては自分の柔術を極め、世界に出たい・出したいという思いもあります。そして石川さんのように他人を魅了する人間力に溢れ、尚且つ指導者として一流という、素晴らしき柔術家・人間になりたいです。
階段で地下に降りれば、従来の柔術道場を覆すシックなラウンジスペースがお出迎え。休憩スペースもあり、練習前・後の語らいには最適と言えそうです。
マットスペースの横には、ベンチの置かれた“見学スペース”もあり。更衣室にシャワー2機完備。
岩崎さんの指導は非常に丁寧。力を使わず、しっかりした技術で対抗できるテクニックを教えている印象でした。
海外のジムのような雰囲気。岩崎さん曰く、「マルセロ・ガルシアとか、フーベンス・シャーレスの道場をイメージした作り」なんだそうです。壁一枚の模様にもこだわりを感じました
■CARPE DIEM
青山支部
三田支部
http://bjjaoyama.com/index.html