おいおい参加する予定で会社の休み調整していたのに……と嘆く柔術家の方が多数いました。
グラスコ柔術アカデミー長崎代表の松本康雄さんもその一人です。しかし、松本さんは今回ワールドマスターズに“レフリコース“として参加を決意! 「World」の冠がついた大会で、試合を裁く日本人レフリーが生まれることは、日本柔術界にとってメリットがあると思います。
そこで、少し一風変わった参戦レポートを今回松本さんにお願いしました!
ですが、初日からドタバタ劇があったようで!?
松本康雄“レフリー”World Masters Jiu-Jitsu 2015参戦記
(編集脚注:旅のお供になったIBJJFルールブック)
9/21(日本時間)
長崎に帰省してから、二度目の海外試合となるはずだったIBJJF「WORLD MASTERS JIU-JITSU」……。
しかし、今回は参加者が殺到した為にエントリーは早々に締切られてしまいました。
私自身は事前に航空券やホテルの予約を済ませていて、減量の状況を見てエントリーする階級を決めようと思っていたのですが……。
キャンセル選手が出た場合の“待機リスト”に私もあわてて登録したのですが、結果は残念ながらエントリーすることがでず。
「あぁ、俺のワールドマスターズ2015は終わった…」
しかし、一晩眠って冷静になった所で、
「そうだ、レフェリーコースに参加して、本番でレフェリーにトライしよう!」と思いついたのです。
もう何年前でしょうか?
植松先生が世界柔術でレフェリーを務めたことがありましたが、ここ数年で日本人が世界柔術やワールドマスターズで試合を裁いたことはありません。
(ヨースキ・ストー選手やサダ・クリモリ選手などの日系ブラジリアンは別として)
私の師匠である桑原幸一先生でさえ、成し遂げていない「World」の冠がつく大会でのレフェリー。トライする価値はあると考えました。
それに加え、最近の世界大会でのレフェリーはスーツ着用です。
「あのスーツを着てみたい」
というミーハー魂も否定できません(笑)
言葉の壁という最大の難関はありますが、チャレンジ精神がそれを上回り、予定通りに渡航することにしたのです。
2年前のワールドマスターズの時は、羽田空港から国際線乗り継ぎ。しかし、今回は初めて羽田→成田空港の移動。ここでトラブル発生!
余裕を持っての乗り継ぎになるはずだったのですが……、羽田でなかなか荷物が出てこず1時間も足止め。リムジンバスで成田に向かいましたが、到着したのが出発30分前!
「あぁ、俺のワールドマスターズ2015は本当に終わったか・・・」
とは微塵も思わず、カウンターの方に事情を説明し、スタッフの方の誘導で出国手続きの順番を早めてもらい、サンフランシスコ行きの飛行機にまさに飛び込むように乗ることができました。
(編集脚注:安堵の表情の松本さん)
サンフランシスコでの乗り継ぎはスムーズにいきました。
Hello, Las Vegas!!
なんだかんだで無事に到着できました。
話には聞いていましたが、飛行機を降りたら本当にすぐスロットマシンが出迎えてくれました。
(編集部脚注:熊本ブラジリアン柔術スクール TATORU 高亀洋介代表 http://tatoru.com/)
別便でラスベガスに到着した高亀洋介選手(TATORU)と合流。
高亀選手側もタバタしていて、同行するはずだった田中和文選手(TATORU)がLAXで乗り継ぎのトラブルがあり、ラスベガス行きの飛行機に乗れなかったそうなのです。
海外遠征は何が起こるか、本当にわかりませんね…。
結局、田中さんはデンバー経由でラスベガスに来ることになったそうで、自分は到着を待つ高亀くんに付き合い、しばらく2人で空港のスタバで時間を潰していました。
TATORU勢とは違うホテルに宿泊する自分は先にホテルに向かうことに。
田中さんに幸あれ!
19時過ぎ、無事にホテルに到着。
部屋をシェアするグラスコ柔術アカデミー本部の菊地とは翌日夜に合流するので、今晩は一人で過ごします。
晩飯はホテル一階にあるレストランで。
当たり前のようにポーカーゲームやスロットが並んでいます。
今日はおとなしくピザを食べて寝ることにします。
それでは、また明日!
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