優勝賞金10万円を懸けたグラップリングトーナメント「D-NET ALL JAPAN CUP賞金トーナメント」の各階級・準決勝の様子をお届けします。このD-NETルールはADCCと違い、引き込みがマイナスポイントにならないので、柔術家も戦いやすいのではないかという印象を受けました。
フェザー級トーナメント準決勝 5分
○佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場)
一本 4分59秒
●櫻井徹也(DRAGON’S DEN)
引き込んだ憂流迦選手は直ぐにアンクル狙うも回転して逃れる櫻井選手。今度は櫻井選手が下になった相手に滑りこむような腕十字。櫻井選手は柔術青帯時代にこの技で佐藤ルミナ選手から一本奪っているが、またも大物食いか? 腕は伸びていたように見えたが、憂流迦選手は焦る様子もなくそのまま回転して逃れる。ココから一気に憂流迦選手がスピードアップし、リバースデラヒーバのような形で一気に上を奪い、逃れたところをバックで付き、ゴングの鐘と同時にチョークでタップを奪った。
フェザー級トーナメント準決勝 5分
○斎藤曜(トイカツ道場)
フロントチョーク 3分42秒
●平尾悠人(X-TREAM柔術アカデミー)
クローズドで引き込んだ平尾選手に対し、斎藤選手は腰を後ろにズリ下げながらジワリジワリと割り、ハーフになっても平尾選手の上半身をしっかり潰し、最後は上からチョークで抱え、反転したところでタップアウト。「これがギロチンだなぁぁぁぁぁぁぁ!」とリングを走り回りながら勝利の雄叫び。
ウェルター級トーナメント準決勝 5分
○世羅智茂(GROUND CORE)
ポイント6-5
●下石康太(修斗ジムBLOWS)
引き込んだ世羅選手が速攻でスイープを決めバックに付き6ポイント。チョークを狙うが下石選手耐え、外して上になりリバーサルで2ポイント。、ココから下石選手の無尽蔵なスタミナの猛攻が始まり、世羅選手はどうにか回転しながら避け続けるが、終盤にサイドを奪われてしまう。さらに片足バックに付かれたところで…タイムアップ。1ポイント差を守りきり世羅選手が決勝へ。
ウェルター級トーナメント準決勝 5分
○山田崇太郎(総合格闘技津田沼道場)
ポイント10-2
●菅原和政(マスタージャパン)
山田選手が飛びついてフロントチョーク。捲って上になりネルソンで固めながら、マウントから再度フロントを狙うなど、山田選手が終始攻勢してそのままタイムアップ。
いよいよ月曜日には決勝戦のレポートをお届けします!