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2016年7月19日火曜日

“ジュクの柔術狂”レポート:7/3 第1回全日本マスター柔術オープントーナメント



大好評“ジュクの柔術狂”ことトライフォース新宿所属の佐藤智彦選手によるレポートをお届けいたします。

今回は、佐藤選手ご自身も選手&審判員としてご参加された『第1回全日本マスター柔術オープントーナメント』(7/3 愛知県武道館)の模様です。今回も現役選手ならでは視点で興味深い内容のレポートになっています。
                         

少し日にちが経過してしまいましたが、先日名古屋で開催された第一回全日本マスターオープンについてレポートさせていただきます、トライフォース新宿の佐藤です。

大会の話に入る前に「毎年春に開催される全日本マスターとどう違うの?」という声も聞こえてきそうなので、簡単に説明を。

全日本マスターオープンはオープンという名前が示す通り、JBJJFの登録アカデミー所属やJBJJFの登録会員といった縛りが無く、完全なオープン大会であるのに対して、全日本マスターはJBJJFの登録アカデミーに所属している必要があります(以前は会員登録も必要でしたが、今は不要)。

現在、JBJJF主催の大会は殆どの大会がオープン化しているので、大会毎の境目を知る機会はなかなか無いかもしれません。こういった試みや新しい大会の開催等からJBJJFの開放路線が読み取れる中で、格という観点から全日本については登録アカデミー兼JBJJF会員という一定の基準を堅持する事で上手くバランスを取っている気がします。

オープン化については開かれたコンペティションという観点から歓迎すべきだと思います、実際に今回の全日本マスターオープンは参加者が550人を超えた模様。
遠征してくる選手も多数居ました。

日本におけるマスター世代の盛り上がりを象徴する大会となったのではないでしょうか。

また、この前週にGroundImpact 西日本選手権2016で実施された審判員試験がこの大会でも実施されて自分を含めて5人が受験していました。

2週続けて複数人が審判員試験を受けるという辺りも中部や関西圏での柔術熱の広がりを感じます。

自分はお陰様でこの度公認審判員として認めていただきましたので、これからはレフェリー姿を度々見せる事もあるかと思います。

肝心の大会での試合についてです。

今大会で注目を浴びたのは何と言ってもシュレック関根選手でしょう。
自分がレフェリーをしていた関係で試合は殆ど見れなかったのですが、GroundImpact 東日本選手権2016から3週連続での優勝を達成。
今週の全日本での活躍が楽しみです。

自分がレフェリーをしていたマットではエクストリーム海老名の川野選手や和田選手が試合をしていたのですが、テクニカルな試合運びで見事に階級別を制されていたのが印象的でした。

あとエントリーリストを眺めていて、まだまだ沢山アカデミーや選手が居るんだな、という点を強く感じた大会でしたね。
中々難しいかもしれませんが、全日本マスターオープンをきっかけに他の大会への参加者も増えてくれると、対戦相手が増えるので柔術狂としては有り難い限りです。

個人的な戦績としてはリベンジしなきゃいけない相手が一人増えましたので、大会の継続開催を強く望んでおります。

                         
佐藤選手、今回も貴重なレポートをご寄稿いただきありがとうございました。
公認審判員となられ、益々ご活躍のフィールドが広がるのを楽しみにしています!

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