マイナス77キロ級は本予選を運営したADCC JAPANではなく、勘違いし本部に申し込み書を送っていたという韓国柔術界の期待の星、ノ・ヨングァンが、“特例”として欠場した鈴木慎吾選手の枠に入り、旋風を巻き起こした。
Benjaminが引き込んで長い手足で三角、腕狙い。Muduevも攻め手にかき延長へ。互いにタックルの攻防で終始。Benjamin判定勝利。
西岡タックルで数度上になり、後半戦に西岡が腕十字で一本。
欠場した鈴木慎吾選手の枠に、韓国の柔術黒帯ノ・ヨン・グァン選手が入る。引き込んだAZAMAT選手に、柔術黒帯ヨン選手が上から抑えこみ、ニーオン。後半戦で相手逃れたところにバック重ねて、最後は腕十字でグァン選手。
【ADCC Asian】-77.0kg一回戦 岡田章vsJoshua O
タックルで岡田が入るも、Joshuaがフロントチョークでとらえ、落ちてしまいJoshuaが秒殺勝利。
引き込んで足関狙いのBAKIR。神田も付き合って足の取り合いに。後半戦に入る直前に立った神田が腕十字を極める。
【ADCC Asian】-77.0kg一回戦 ASANOV ZHANYBEKvs高木 翔太
引き込んでコチラも徹底して足関狙いASANOV。そのままアンクルが極まりASANOV 。
【ADCC Asian】-77.0kg二回戦 Benjamin Aldridge vs 中倉三四郎
Benjaminが引き込み長い足を絡めてアンクル狙って後半戦へ。中倉が担ぎ狙うも、Benjaminが離れても徹底してBenjaminが足狙う。延長線で中倉が引き込んだ相手に横三角でとらえる。決まらないがそのまま絞め続ける。長い協議の結果、中倉の判定勝利。
ヨンガンが引き込み、キムラとヒップスローを狙う。クローズドのまま後半戦へ。割れたところを西岡アキレス狙う。ヨンガンは引き込み直しから潜りスイープで上になりかけたところでコング、延長戦へ。また潜って上になったヨンガン選手がバックも奪い5-0勝利。
【ADCC Asian】-77.0kg二回戦 Joshua O vs 神田 崇広
神田が引き込み、下から腕十字を狙う。防いで相手にあわせ上に。Joshuaはクローズドから三角狙う。後半戦でJoshuaが草刈りを狙い、逃れたところをJoshuaが飛び込むようにサイド、マウント、最後が肩固めでJoshua。
【ADCC Asian】-77.0kg二回戦 ASANOV ZHANYBEKvs有川大介
ASANOVが巻き込み投げを防がれたところを、一気に腕十字を極める。
【ADCC Asian】-77.0kg準決勝 中倉三四郎vsノ・ヨン・グァン
引き込んだグァンが得意のディープハーフから、中倉が逃れたところを一気にバックを奪いチョーク。これが極まりグァン勝利。
【ADCC Asian】-77.0kg準決勝 Joshua O vs ASANOV ZHANYBEK
スタンド勝負で譲らず後半戦へ。オーが一度引き込みマイナス。しかしオーが勢いのあるタックルが決まったように見えたが、ASANOVがキムラで捉え、そのままバックを回転してバックを奪いかける。しかしポイントはならず。結果は-1でASANOV勝利。
【ADCC Asian】-77.0kg決勝 ASANOV ZHANYBEK(KYRGYZ REPUBLIC NATIONAL TEAM) vs ノ・ヨン・グァン
グァンがマイナスポイントを気にせず引き込み、ディープハーフから展開してアンクルで一本!秒殺勝ちで代表権を得た。
77キロ以下級代表ノ・ヨングァン
「今回特例としてエントリーを認めてくれたADCCの皆様には感謝します。この予選はIBJJFの国際大会で強豪選手と戦い、メンデス兄弟のATOS柔術でも練習した成果が出たと思います。本戦でも是非メダルを狙っていきたいです」