ご存知、増田俊也の原点となる傑作ノンフィクション集で、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』、自伝的小説『七帝柔道記』に続く、「柔」三部作の完結篇という位置づけになっています。
特に表題作の「VTJ前夜の中井祐樹」は、2009年にゴング格闘技誌で発表され話題になり、一時期はネットに掲載され多くの柔術家が聖書、的に大変胸熱くされていました。今回は書籍化にあたり大幅改稿したものになっています。著者・増田先生と中井祐樹氏との北大柔道部での出会い、中井氏が格闘技黎明期にバーリトゥードジャパン95に挑戦し、ゴルドーに片目を潰されながらも決勝に勝ち上がる感動的な軌跡……。
あぁ、これに熱くならない人間はいませんよ。
ちなみにamazonでは現在品切れ中だったりします。書店では売っているようですが。
ちなみに、増田先生の漫画版「七帝柔道記」 (ビッグコミックス) も26日発売です! 年の瀬は柔術練習できない時は、コレを観てテンションを保っておきましょう。